走り書記

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2008年8月3日(日) 五輪組不在の後半スタート

巨人4-2中日
阪神19-2横浜
ヤクルト2-0広島
楽天11-4日本ハム
ロッテ4-3西武
ソフトバンク4-2オリックス

 両軍初回に1点ずつ取り合うスタートも、2回以降はグライシンガー、中田の投手戦。勝負を分ける次の1点は巨人が掴んだ。7回木村拓に勝ち越し打続き小笠原が決定的な2ラン。中日は9回に1点返すも結局5安打で力負け。グライシンガーは8回1失点で11勝目。
 打ちも打ったり21安打19得点。阪神が打線大爆発で後半スタート。初回葛城の満塁一掃打で先制し、金本が5安打タイムリー4本の6打点、全打席出塁。終盤に10点と勢いを止めなかった。安藤は6回を投げて2年ぶりの二桁勝利。横浜は真田が6失点KO、吉見以外滅多打ちの投壊。
 移籍初先発の牧野はしのいでいたが、5回自らの悪送球で崩れた。これで先制したヤクルトがさらに福地の3ベースで加点。そして投げては川島亮が6回2安打無失点の好投。残り3イニングをおなじみの継投で抑え、完封リレーで快勝。広島はわずか3安打でホームが遠かった。

 楽天が4ホームランを浴びせて大勝。3点先行されたが2回鉄平が同点の3ラン。4回に勝ち越すと5回高須のソロなどで追加点。終盤は山崎武、リックの一発で差を広げ15安打11点。ドミンゴは早々にKOされたが2番手朝井が5回無失点でゲームを立て直した。日本ハムは序盤リードしながら多田野が6失点で大敗。
 ロッテが二度の満塁を適確に活かして逆転勝利。4回までノーヒットと打ちあぐねていたが、5回根元が満塁から同点タイムリー。直後勝ち越されるも、7回再び満塁でサブローが逆転のタイムリー。渡辺俊から川崎、荻野とつないで3連勝。西武は中島代役の黒瀬が2安打したが全体で6安打。キニーは5回2安打でも6四球。
 どちらも走者を出すものの金子、大隣が粘りの投球。3回オリックスが逆転するもすぐにソフトバンクが追いつき、そこからは決定打が出ず。我慢比べは9回金子が捉まった。二死から本多が勝ち越しの3ベースを放ち、続く仲澤もタイムリーで2点。裏は馬原が3人で締めた。大隣は8回2失点で初の二桁勝利。代打出場の清原は全球速球に三振。

2008年8月4日(月) 悲願成就

中日5-1巨人
横浜6-3阪神
広島12-11ヤクルト
日本ハム6-2楽天
西武16-2ロッテ
ソフトバンク4-3オリックス

 山本昌がついに200勝を、それも今季初の完投勝利で達成。試合は初回巨人が先制するも、2回デラロサが同点弾。3回中村紀のタイムリーで中日が勝ち越し、3回に3点で突き放した。山本は2回以降3安打に抑えて4安打完投。巨人は2回にスクイズ失敗、中盤に木佐貫が崩れ完敗。
 初回関本の3ランで先制した阪神だったが、2回以降三浦が立ち直り。2回に1点差とした横浜は5回、二死から4連打を浴びせて3連続タイムリーで逆転。三浦は8回まで5安打に抑え、最後は寺原が締めた。阪神金村曉は要所を抑えられず、5回一気に崩れた。
 信じられないような大逆転劇。4回に2点勝ち越した広島だったが、ヤクルトがガイエルの2ランで追いつくと6回3点7回2点を挙げて5点リード。しかし8回登板の押本が大乱調。広島は一気に連打の嵐で襲い掛かり、押本は6打者から一死も取れず降板。替わった林からも連打で広島何と一挙7点の大逆転。乱戦を20安打で制した。

 今回は四球のなかった長谷部だが3回打球を受けて降板。このチャンスに日本ハムは田中の犠飛と小谷野のタイムリーで2点先制。5回に楽天が同点としたが、6回痛恨の連続エラー。2点勝ち越した日本ハムが終盤も突き放して勝利。楽天は7投手を送ったが毎回のようにヒットを浴び、要所で失策が出る痛い展開だった。
 西武が打ちも打ったり6ホーマー、5イニング連続アーチの打線爆発。特に3番ボカチカが1回3ラン2回満塁弾と大暴れ。その後も中村が2発など攻撃の手を緩めず、16点をもぎ取って圧勝。大量援護に岸は3安打しか許さず完投勝利。ロッテは清水が2回持たず8失点KO、序盤で試合が壊れてしまった。
 終わってみれば前日と似たような展開で終了。ソフトバンクが序盤に2点を先行、ホールトンを打ちあぐんでいたオリックスは7回継投の隙を突き、相川のタイムリー、坂口のスクイズで逆転。しかし8回小久保のタイムリーで追いついたソフトバンクは、9回一死三塁から内野ゴロ野選で勝ち越し、裏を馬原が抑えて連勝。高橋秀は3年ぶりの勝利。

2008年8月5日(火) 関東はとてつもない雷雨

広島6-1阪神
日本ハム7-2楽天
オリックス6-2ソフトバンク

 広島が先発全員の16安打。初回相手野選で先制、1点差にされた7回に嶋、石原の2点タイムリーで4点を挙げ突き放した。16安打で4点は拙攻でもあり残塁は14を数えたが、前田健が6回1失点の好投。阪神は岩田は2点で何とかしのいだが、7回投入の久保田が大誤算。優勝マジックが消滅してしまった。

 中一日で緊急先発のドミンゴだったが、歩かせて一発、歩かせて連打で、2戦続けて3回途中KO。糸井の先制2ランなどで序盤5点を挙げた日本ハムが快勝。スウィーニーは6回を2点に抑え9勝目。楽天はフェルナンデスの2ランだけで、貰った5四死球を全く活かせなかった。
 序盤小松はあまり良くなく、2回ソフトバンクは小久保、大村の連続ホームランで2点先制。しかしパウエルも結局初回だけで、その裏からオリックスが反撃。1点ずつ小刻みに重ねて逆転し、8回小瀬のプロ初ホームランで勝負を決めた。小松は走者を負いながらも2点でしのぎ8勝目。ソフトバンクは再三の好機を活かせなかった。

2008年8月6日(水) リリーフの誤算

横浜11-7巨人
ヤクルト2-2中日
広島5-2阪神

 2回の集中打などで巨人が4点をリードしていたが、後半展開は一変。そこまで2安打だった横浜は6回2本のホームランなどで一気に同点に。7回巨人が2点を勝ち越すが、8回登板の豊田が大乱調。横浜が5安打集中で一気に4点を挙げ逆転、9回にも2点追加で終盤に逆転勝利。石井裕が幸運な移籍後初勝利。
 ヤクルトが2点リードして終盤。7回石川がウッズにソロを浴びたことで、8回から継投に入ったが押本がまた誤算。中日が小池のタイムリーで追いつき試合は延長へ。10回に両者ともチャンスがあったが活かせず、結局引き分けに終わった。どちらかといえば12安打4四球で2点のヤクルトが勝ちきれなかった印象。
 広島が先行も阪神が追いつき終盤へ。しかし7回登板のリーソップが誤算だった。広島は7回シーボルが勝ち越しのソロを放ち、8回は嶋が2点タイムリー。終盤振り切って3連勝とした。高橋は7回2失点で8勝目。阪神は2番手アッチソンが好投するも外国人リレーはうまくつながらなかった。

2008年8月7日(木) 二日分になりました

巨人6-3横浜
中日2-1ヤクルト
広島4-3阪神

 巨人が序盤に3点をリードするも、バーンサイドが4回に捉まり横浜が同点に。しかしその直後の真田が悪かった。巨人は一死二塁から4連打を浴びせて再び3点リード。5回以降は一転して試合は膠着し、そのまま巨人が逃げ切った。巨人の13安打の内、11本が4回までに出たもの。
 何だか前日と似たような展開だが、違ったのはヤクルトのリードが1点だけだったこと。6回に連続2ベースで追いついた中日は、7回デラロサが勝ち越しのソロを放ち逆転。8回途中まで投げた佐藤充が2年ぶりの勝利、浅尾がプロ初セーブを挙げた。ヤクルトはスミ1では厳しく、また拙攻気味。
 やはり勝ちパターンが崩れてしまったか。阪神は3回に鳥谷・金本の連続ホームランで逆転。そのまま逃げ切りたかったが、下柳が7回に捉まった。この回だけで敬遠を含む4四球、広島は栗原・シーボルの2ベースなどで3点を挙げ、逆転で4連勝。阪神は通常ならば継投のタイミングだったと思われ、FK不在の影響が顕著に出てしまった。

2008年8月10日(日) きな臭い8月

西武11-2日本ハム
オリックス6-0ロッテ
楽天5-4ソフトバンク

 西武打線が多田野を攻略。序盤2点先行し、5回は黒瀬のプロ初ホームラン、さらに中村の満塁弾で一挙5点。その後リリーフ陣も打ち込み計4ホーマー11点で圧勝。投げては帆足が6回まで1安打投球。8回1失点で3年ぶりの二桁勝利。日本ハムは大量失点に加えてわずか5安打。
 中盤以降は完全にオリックスペース。4回日高のタイムリーで先制すると、立て続けに得点を重ねて徐々に突き放した。序盤パーフェクトの山本は中盤のピンチもしのいで結局4安打無四球完封勝利。チームは4位に浮上した。小林宏は四球から崩れてとうとう10敗目。
 エース期待の大隣だが今回は制球に苦しみ、一方岩隈は尻上がりに調子を上げた。4回楽天は山崎武が3ラン。ソフトバンクは6回に1点返すのがやっとで、8回楽天が2点追加で勝負あり、かと思いきや、9回に波乱。来日初登板のグウィンが二死から連打を浴びて1点差に。満塁までしたソフトバンクだが一歩遅かった。

2008年8月11日(月) 安打数多くして本塁遠し

西武3-0日本ハム
ロッテ4-2オリックス
ソフトバンク6-2楽天

 3カードすべて安打数の多いほうが敗れることに。西武は2回中村の3戦連発となる2ランで先制、さらに黒瀬の犠飛でこの回3点。これ以降試合は完全に膠着し、結局この点が唯一のものとなった。岸はピンチがありながらも8回零封で9勝目。日本ハムは2度の本塁憤死でチャンスを活かせず。
 2回に1点ずつ取り合ったあとの次の1点を押していたオリックスではなくロッテが取った。5回満塁からベニーが走者一掃の3ベースで勝ち越し。渡辺俊は11安打を浴びるも2失点で3年ぶりの二桁勝利。オリックスは毎回の13安打しながら10残塁でわずか2点、金子も四死球で致命傷を負ってしまった。
 初回で大勢が決した。長谷部は相変わらずの制球難で3四球で押し出し、3失点で1回持たずKO。3年ぶり先発の星野は一巡目は落ち着いていた。中盤に楽天に捉まりかけて交替。楽天はその5回に無死満塁という絶好機があったが1点のみ。3回以降毎回安打を放つも2点止まり。こつこつ加点したソフトバンクが逃げ切り、佐藤が今季初勝利。

2008年8月12日(火) 恒例のお休みに入ります

明日より三日ほど、家を空けるため更新お休みします。土曜よりの再開を予定しています。

巨人7-0阪神
中日5-4広島
ヤクルト3-2横浜
西武8-4日本ハム
ロッテ8-5オリックス

 安藤が悪かったのは序盤だけだったのだが、しかしその立ち上がりの乱調が致命傷となってしまった。小笠原の2ランで先制した巨人は、その後再三のピンチをしのぎ続け、7回リリーフからラミレスの3ランなどで一挙5点を追加し勝負を決めた。なんだかんだで無失点のグライシンガーは12勝目、阪神は今季初の5連敗。
 昇格したばかりの李炳圭が勝負を決める活躍。3回乱調の前田健から先制の3ラン。広島も石原のソロなど反撃し、8回栗原のソロでついに同点に。しかし9回再び李が勝ち越しのソロを放ち、中日が振り切った。山本昌が8勝目を挙げ、高橋がプロ初セーブ。広島は良く追いついたのだが、つめが一つ甘かった。
 福地の先頭打者アーチなどで2点先制のヤクルトだったがスミ2。その後はなかなかチャンスを活かせず、横浜が8回相川のソロで追いついて延長突入。だが満を持して投入の寺原が大誤算だった。四死球で走者を出して暴投で勝ち越しを許し、ノーヒットで決勝点を与える結果に。勝ちきれなかったヤクルトは最後においしい点を貰った、

 西武が8回一気の逆転で直接対決を3タテの首位固め。2点先行も2番手大沼が誤算で逆転を許したが、8回武田久を強襲。2本のタイムリーで追いついたあと、代打江藤が勝ち越しの3ラン。この回一挙6点を挙げ、劇的な勝利を飾った。日本ハムはやはり武田久の乱調に尽きる。勝負どころでの3連敗で3位に転落。
 2度目の先発コロンカだったがこれは悪すぎた。3回途中までに5安打3四球4失点でKO。ロッテはその後も攻撃の手を緩めず、5回には今江の2ランなど2点ずつ加えてオリックスを振り切った。大嶺は6回危険球退場となったが2勝目。カブレラの2ホーマーなど反撃したオリックスだったが失点がかさみすぎた。

2008年8月16日(土) 復帰です

巨人4-1広島
ヤクルト2-0中日
横浜4-0阪神
日本ハム5-1ソフトバンク
楽天2-0ロッテ
西武8x-7オリックス

 巨人が3本のソロホームランなど小刻みに得点して逆転。初回先制を許すも、2回に同点。そして3回ラミレス、4回木村拓、5回谷と3イニング連続ホームランで徐々に差を広げた。2回以降立ち直った高橋尚は7回途中まで1失点。広島は初回走塁死で攻めきれず、2回から6回までパーフェクトに抑えられてしまった。
 復帰して2年ぶりの先発ダグラスは決していい内容ではなかったもののピンチをしのいで5回無失点。佐藤充も好投で無得点のまま終盤、先頭四球が躓きとなった。7回ヤクルトは二死満塁からユウイチが代打2点タイムリー。6回以降の継投はわずか1安打に抑える快投で完封リレー。中日は序盤の好機を活かせず3試合連続完封負け。
 横浜が投打に完勝。3回吉村が先制の2ランを放ち、6回には3連打などで2点を追加。投げては桑原謙が序盤パーフェクト。4回以降4度も先頭を出すものの後続を断ってプロ入り初完封勝利。阪神は8月に入ってどうもいけない。後半再三の好機もあと一本が出ずじまいで優勝マジックが消滅。

 6連敗中、稲葉・スレッジを欠く状況下でもソフトバンクには相性は良かった。今季初先発の八木がソフトバンク打線を抑え込み、打線は4回に3点を先制。6回は3者連続2ベースで2点追加し勝負を決定付けた。八木は6回ばてたものの今季初勝利。一方のスタンドリッジも序盤は非常に良かったが、4回先頭四球から崩れた。
 負けない岩隈が止まらない。久々先発の久保も好投で投手戦となったが完璧に制した。8回を毎回の12奪三振で無失点。楽天は5回に山崎武のタイムリーで先制、7回渡辺直の犠飛で追加点。岩隈は自己最多の16勝目。久保も良かったのだが、失点がいずれも四球がらみというのが悔やまれる。
 二転三転のシーソーゲーム。初回西武が2点先制も、オリックスが4回北川の2ランで逆転。5回西武が再逆転すると、7回オリックスが一挙4点で再々逆転。しかし故障から復帰登板の大久保が誤算だった。9回西武はボカチカが起死回生の同点3ラン。そして延長10回、代打平尾がソロを放ち土壇場で底力を見せるサヨナラ勝ち。

2008年8月17日(日) 東京に涼風が

広島5-3巨人
中日5-1ヤクルト
横浜5-1阪神
ソフトバンク2-1日本ハム
西武4-1オリックス

 広島が序盤のリードを守りきって4位に浮上。初回栗原が先制2ラン、3回にはまた栗原が2点2ベースで4点リード。対する巨人は4回鶴岡の3ランで1点差としたが、そこで試合は膠着。重要な次の1点は8回越智の暴投で広島に入った。前田健は4勝目、グライシンガーの連勝は6でストップ。
 実に久々先発のゴンザレス、序盤は良かったが4回3連打で同点とされ、5回ウッズが勝ち越しの3ラン。いずれも連打での失点だった。中盤にリードした中日が7回にも中村紀のソロで加点し勝利。山本昌は3回の連続長打で1点先制されるもそれだけに抑えて9勝目。ヤクルトは5安打では。
 横浜が今季初のカード3連勝。3回吉見自らのタイムリーで先制し、4回には佐伯の2ランなどで3点。6回もう1点追加でリードを広げた。吉見は7回まで2安打の快投、8回連続2ベースで1点失ったが今季初勝利、ついでに3安打の固め打ち。阪神は杉山が崩れ、打線も4安打と冴えず3連敗。

 大隣と武田勝の完全な投手戦。3回ソフトバンクが仲澤の犠飛で先制したが、5回日本ハムは当たりの出てきたボッツが同点ソロ。しかしソフトバンクは6回に松中の犠飛で勝ち越し、その1点で逃げ切った。大隣は8回を投げて11勝目。武田勝が5安打完投も、日本ハムは後半のチャンスを活かせなかった。
 2回西武下位打線が集中打。7番平尾から4連打で3点を先制。6回には細川が3打点目のタイムリー、細川は4安打の大当たり。投げては岸が四死球は出すものの8回まで2安打とオリックスを寄せ付けず。9回濱中の犠飛で完封は逃したが、危なげない投球で完投、4連勝で2年連続の二桁到達。オリックスは完封を逃れるのがやっとだった。

2008年8月18日(月) 清原ついに引退を表明

日本ハム7-0ソフトバンク
ロッテ5-2楽天
オリックス7-4西武

 スウィーニーが150球を投じて来日初完投初完封、そして二桁勝利到達。丁寧な投球で凡打の山を築いた。日本ハムは3回に田中のタイムリーで2点先制、4回には糸井のソロで加点。そのまま終盤まで進んだが、ニコースキーが完全に試合を壊した。一死しか取れず5安打を浴びる乱調。ソフトバンクは5安打で完敗。
 ロッテは2回3連打で2点先制、さらにスクイズを外されるも先制打のベニーが本塁突入成功でもう1点。投げては渡辺俊が危なげなかった。走者は出すも8回まで三塁を踏ませず。ロッテは終盤にも追加点で突き放し。渡辺は9回に2点を失ったが6連勝で11勝目。楽天は再三の守備のミスで自滅。
 カード初戦の逆転負けの借りをオリックスが返す形に。7回に西武が逆転したが、直後の8回内野ゴロの間に同点、さらに小野寺の暴投で再逆転。9回カブレラの2ランで突き放し、終盤の逆転勝利。香月は4打者に2安打1死球の内容ながらも幸運な2勝目。西武はキニーが11奪三振もリリーフが崩れた。

2008年8月19日(火) 圧倒でマジック

巨人7-4ヤクルト
中日4-2横浜
阪神14-5広島
日本ハム4-0ロッテ
西武12-3ソフトバンク
楽天12-5オリックス

 巨人が5ホームランの一発攻勢。2回ラミレスのソロで先制し、同点の4回は高橋由が勝ち越しソロ。そこから小笠原、坂本、亀井と4イニング連続アーチでリードを広げた。内海が7回1失点で8勝目。終盤に反撃したが、さすがに中盤の失点が大きすぎた。川島亮は5敗目。
 中日が横浜を振り切って勝利。中村紀のタイムリーで初回先制、その後同点にされたが、5回和田・李の連続タイムリーで勝ち越し、7回にももう1点追加。中田が7回2失点のあと、浅尾の危険球退場もあって2イニングを4投手でしのぎ小林がプロ初セーブ。横浜ウッドは10敗目。
 阪神打線が久々活発化で大量得点。初回先制のあと、2回林のソロから火がつき集中打に押し出しもあって一挙5点。6回には関本の満塁弾など大量7点を追加し、15安打14点の圧勝。広島も13安打放ったが、いかんせん投手陣が14四球の大乱調。6回の3連続四球は酷すぎた。

 目覚めたボッツはかなり脅威。初回先制犠飛に加えて5回にはソロの一発。日本ハム打線は毎回の10安打を放ち、終始押し続けた。グリンは序盤連続で先頭を出すも、併殺などで切り抜けて7回無失点。日本ハムが完封リレーで勝利。ロッテは中盤以降ほぼノーチャンスで完敗。
 西武打線が圧倒で大勝、優勝マジック28が点灯。4回にホールトンを捉えて集中打で一挙5点。その後も攻撃の手を緩めず14安打12点の大量リード。石井一は久々に落ち着いた投球で7回零封で9勝目。ソフトバンクは繰り出す投手が失点続き、打線も元気なく完封を逃れるのがやっと、すべてにおいていいところなく大敗。
 先発で失敗続きだった長谷部がロングリリーフでプロ初勝利。2回途中KOの永井に替わって登板し最後まで投げきった。打線は序盤に逆転されたが中盤に爆発。5回フェルナンデスの3ランで再逆転し、さらに攻め立て一挙7点。17安打12点と打ち勝った。オリックスはコロンカがKOされ、本柳が大炎上。

2008年8月20日(水) サーバ障害

夜に長時間閲覧不能の状態だったようで、ここの更新もできず。
ちょっと休ませていただきます。書きたいことあったんですけどねえ、主に新垣とか新垣とか。

2008年8月21日(木) 雨で開始後ノーゲーム

阪神7-4広島
ソフトバンク9-5西武

 打線に調子の出てきた阪神、初回鳥谷の2ランで先制し、3回金本の3ランで追加点。その後1点差まで迫られるも、9回鳥谷の2点タイムリーで突き放して3連勝。下柳は3失点も4年連続の二桁勝利。広島は中盤に追い上げ勝機もあったのだが、失点がことごとく四球絡み。

 3年ぶり先発の岡本篤に4ヶ月勝ちのないパウエルなら乱戦必至。初回から点の取り合いとなったが、ソフトバンクが攻撃の手を緩めず5回まで毎回得点。結局ソフトバンクは先発全員、毎回安打で9点。前日4安打の本多が5安打で8打席連続安打。パウエルは5失点でも4月以来の2勝目。

2008年8月24日(日) 突然秋の気配

中日9-1巨人
日本ハム9-3西武
ロッテ9-4オリックス

 初回にウッズ、小笠原が一発を打ち合ったが、その後の展開は一方的中日ペース。小池のソロなどで加点した中日に対し、巨人は山本昌の前に2回以降走者も出せず。9回に一挙5点で突き放した中日が完勝。山本昌はわずか2安打に抑える無四球完投で7連勝、史上最年長での二桁勝利達成。巨人は2安打ではどうにもならず。

 2回帆足が突然の大崩れ。小谷野のソロで火がついた日本ハム打線は三者連続タイムリーなど打者13人の猛攻で大量6点。このビッグイニングが最後までものを言った。西武も3点を返したが、その都度日本ハムも追加点を挙げ6点差のまま終了。多田野は6回2失点で7勝目。西武は帆足の乱調がすべて。
 ロッテが打撃戦を制してオリックスと入れ替わり4位に浮上。3回ローズの2ランでオリックスが先制も、その裏3連打を含む集中打で一挙5点。直後1点差にされるも、後半は突き放した。初回3連続四死球など乱調だった唐川をリリーフした小宮山が4イニング投げて勝利。オリックスは山本省が7失点。後半四球からの失点が痛かった。

2008年8月25日(月) WBCは違う監督でお願いしたいなあ

偽らざる本音…。

巨人6x-5中日
阪神3-0ヤクルト
広島3-2横浜
西武4-3日本ハム
オリックス6-2ロッテ

 中盤から大きく動く展開に。5回中日は3連打で一挙4点先制。しかし6回巨人は1点差に詰め寄り、しかも11三振を奪っていた中田が負傷降板。それでも継投でしのいだ中日が9回に1点追加したが、その裏巨人は3連打で再び1点差、二死後古城が2ベースで一気に逆転サヨナラ。古城は3打点の大活躍。
 阪神も得点機を逃したが、ヤクルトがかなりの拙攻。毎回安打を連ねながら0行進が続き両軍無得点で終盤。7回阪神は桜井の代打内野安打と赤星の犠飛で待望の先取点。その裏ヤクルトは3連打しながら無得点で、8回鳥谷のソロで加点し阪神が勝利。安藤は粘りの投球で自己最多の12勝目。ヤクルトは結局7回まで毎回安打しながら完封負け。
 こちらもかなりの拙攻合戦。広島は序盤4安打でやっと1点、横浜は3回までに6安打でやっと1点。試合は6回に横浜が1点勝ち越したが、7回広島は東出のタイムリーで同点とし、さらに押し出し四球で逆転。先発全員12安打で3点の広島が10安打で2点の横浜に競り勝った。

 小谷野の2ランで先制した日本ハム、西武の追撃を振り切りたかったが終盤に捉まった。西武は後藤の2打席連発に中村と3本のソロで8回に同点に。そして9回チャンスに併殺と思いきや田中が悪送球で勝ち越しのホームイン。西武が最後にひっくり返した。日本ハムは打線のつながりもいまいちで、最後に得意の守備にミス。
 オリックスの大砲が炸裂。初回カブレラが先制の2ベースを放つと、3回にはカブレラ、ローズの連続打者ホームランで3点追加。その後2点差に迫られるも、8回3連打と犠飛で突き放し勝利。金子は7回途中降板も2失点で8勝目。ロッテは序盤に離されたのも痛かったが、追い上げた直後の8回の失点が致命傷。

2008年8月26日(火) ルイス復活

巨人7-3横浜
阪神4-0中日
広島5-1ヤクルト
日本ハム3-2ロッテ
楽天7-2西武

 巨人が初回吉見の立ち上がりを速攻。無死満塁からラミレスが先制2点タイムリー、さらに阿部の3ランなどで一挙6点。これが最後まで効いた。横浜も内海を攻めて中盤に3点返したが、6回以降巨人は4投手がノーヒットリレー。坂本のソロで加点し勝利。横浜は吉見の1回KOが最後まで響いた。
 阪神が2試合連続の完封勝利。岩田が7回を5安打無失点に抑え、残る2イニングを久保田・ウィリアムスとつないだ。打線は4回に林が先制の2ラン。それで充分な感もあったが、8回にはクリーンアップ3連打で2点追加しダメ押し。中日は李が一人3安打もチーム5安打と打線沈黙。
 ルイスは2回以降ヒットは打たれるも連打は許さず、7回をわずか85球で1失点。打線は4回先制打を放った栗原が、同点の7回勝ち越し打。ここからは着々とリードを広げた。ルイスは1ヶ月半ぶりの12勝目。ヤクルトは8回満塁のチャンスがあったが併殺で潰し、その裏西崎が4四死球の乱調で押し出し。

 2回今江のタイムリーでロッテが2点先制。この2点が非常に重かったが、6回日本ハムがついに捉えた。四球の走者を置いてクリーンアップが三者連続タイムリーで逆転。2回以降きっちり抑えていたスウィーニーは7回2失点。最後のマイケルが連打を浴び満塁のピンチをつくったが、何とか逃げ切った。
 日曜から雨でスライドしてきた岩隈。3回に3連打で2点を失うなど本調子ではなかったが、打線がカバーした。楽天は4回に1点差とすると、5回クリーンアップが連続で打点を挙げ一気に逆転。7回には山崎武のこの日2本目の一発で突き放した。岩隈は8安打浴びても2点に収めて17勝目。キニーは中盤に崩れて結局勝てず。

2008年8月27日(水) 拙攻多し

巨人3-2横浜
中日4-1阪神
ヤクルト4-1広島
日本ハム1-0ロッテ
オリックス3-2ソフトバンク
西武7-2楽天

 先手を取ったのは横浜。2回吉村の2ランで2点リードしたが、その後の攻撃が沈黙。巨人は4回小笠原のソロ、6回3連打で同点とし、そして8回代打大道が勝ち越しのソロ。3連勝でまた自力優勝が復活した。横浜は5回以降ノーヒットの計3安打。4回に逃したチャンスは実質最後のものだった。
 序盤のチャンスを散々逃した中日だったが、5回荒木の2点タイムリーで先制。その裏阪神も高橋光の2ベースで1点返し、次の1点をどちらが取るかが勝負の鍵に。6回阪神は一死満塁の好機を併殺で逃し、そして8回中日は同じ一死満塁から押し出しと暴投で2点追加。これで勝負が決まった。
 飯原のソロで先制したのはヤクルトとはいえ、押していたのは広島。しかし3回から5回まで2安打ずつしながらやっと1点のみ。5回にエラーで1点貰ったヤクルトは8回武内が勝負を決定付ける2点タイムリー。振り切って連敗を5で止めた。4回の牽制死はどちらにとっても大きなプレーだった。

 負け越している同士のグリンと久保だが踏ん張って投手戦。4回まで0が続いて5回、日本ハムは稲葉がタイムリーを放って先制。これが唯一の得点となった。グリンが7回零封で5勝目、3投手をリリーフでつないで日本ハムが完封リレー、半月ぶりに2位浮上。ロッテもチャンスがないではなかったが攻め切れなかった。
 攻撃の形があまりに好対照だった。オリックスは4回に重盗トリックプレーで先制点をもぎ取り、続く5回は下山がソロ。小久保の2ランで追いつかれたものの、9回チャンスに小瀬がスクイズを成功させて勝利。逆にソフトバンクは一発で追いつくも2度の一死満塁を活かせぬ攻め下手で競り負け。
 先制したのは楽天だったが、中盤西武打線が本領発揮。4回中村が逆転の2ランを放つと、続く5回また中村が2打席連発、今度は3ラン。6回には細川がソロと、中盤の一発攻勢で快勝。石井一が2年ぶり7度目の二桁勝利到達。楽天朝井は中村一人にやられた格好で5失点。中村はいよいよ40発も視野に入ってきた。

2008年8月28日(木) 遅れました。

どうも木曜はいかんです。

巨人7-1横浜
阪神6x-5中日
広島3-2ヤクルト
ロッテ3-0日本ハム
ソフトバンク3-2オリックス
西武5-4楽天

 初回先制したのは横浜だったが、その裏の巨人の攻撃で空気は一変した。小笠原が逆転2ランを放つと、続くラミレス、谷もソロでクリーンアップ3連発。あとはもう巨人ペースで、中盤に突き放して快勝。4月以来の先発上原が2年ぶりの先発勝利。横浜は内川4安打も活かせず10安打で1点止まり。
 3回表に李、裏に金本と逆転3ランの応酬。その後1点ずつ取り合い阪神リードで9回となったが、中日は藤川から中村紀がタイムリーを放ち同点に。しかしその裏阪神も攻め立て、林がサヨナラの犠牲フライ。追いすがる中日をサヨナラで振り切った。先制打も放っていた金本は3安打4打点。
 1点先行した広島に対し、ヤクルトは足で同点とし4回畠山が勝ち越しのソロ。しかしそれ以降は広島ペースになった。裏に梵の2ベースで追いつくと、6回アレックスが勝ち越しソロ。5回から立ち直った大竹は7回2失点で7勝目。ダグラスは6回3失点だが、勝ち越してもらった直後に四球から追いつかれたのは痛かった。

 清水が完璧な投球。6回までノーヒットの快投を見せ、わずか2安打の完封勝利。2年ぶり6度目の二桁勝利に到達。打線も初回早々に先制し、里崎、今江のソロで援護した。日本ハムは打線が完全に抑えられて完敗。藤井が7敗目を喫した。
 今回の新垣は快調。それ以上に快投を見せたのが近藤で、4回まで両軍ノーヒットという投手戦。オリックスは5回チーム初安打が後藤のソロで先制、8回には新垣の暴投で1点追加。しかしその裏ソフトバンクは1点差とし、本間が代打逆転タイムリー。新垣がようやくの今季初勝利を手にした。近藤はコースヒットが続く不運に泣いた。
 前半は西武ペース。初回中島のソロで先制し、追いつかれた直後ボカチカが勝ち越しのソロ。4,5回に1点ずつ追加してリードを広げたが、終盤楽天が反撃。7回1点を返し、8回は満塁から山崎武が2点タイムリー。しかし7回にボカチカが放ったこの日2本目のソロが大きな意味を持った。西武が1点差で逃げ切り勝利。

2008年8月29日(金) 豪雨頻発

阪神7-5巨人
中日4-3広島
横浜4-2ヤクルト
オリックス7-4日本ハム
ソフトバンク4-4西武

 6回までに広げたリードで逃げ切って阪神がマジックを再点灯。初回林、関本の連続タイムリーで3点を先制し、3回以降はバルディリスのソロなど4イニング連続得点で7点リード。終盤巨人ももう反撃、7回二死からの5連打で3点、9回に2点差まで追い上げるがそこまで。巨人投手陣は7四球を献上。
 3位争い直接対決初戦は中日が競り合いを制して勝利。2回にウッズのソロなどで中日が2点を先制、しかし広島が6回に4連打で同点としてもつれた。互いにもう1点ずつ取り合った8回、デラロサが勝ち越しのタイムリー。11安打放って敗戦の広島は、また四球絡みの失点に泣くことに。
 2回に勝ち越したヤクルトだがその後は拙攻の連続。3回に追いついた横浜は6回仁志のタイムリーで追いつき、7回もう1点追加。継投でヤクルトをかわし連敗ストップ。村田が4四死球。ヤクルトは3回の本塁憤死から攻撃がつながらず10残塁。投手も四死球で無駄な走者を出しすぎた。

 初回日本ハムが2点を先制、しかしその裏オリックスが濱中の3ラン、後藤のソロと連弾で4点取り逆転。3回に1点差となると、5回カブレラ2ラン、6回北川ソロと一発攻勢、7点すべてホームランによる得点で日本ハムを下した。日本ハムは4点挙げるも先発金沢が6失点。Aクラスが危うくなってきた。
 5時間に及ぶ長時間ゲーム、結局引き分け。西武が3回杉内を攻めて3点先制も、その裏松中の2ラン、4回森本のタイムリーで同点。その後は涌井と杉内が調子いまいちながらも熱投で譲らず延長へ。11回細川のソロで西武が勝ち越したが、その裏代打吉川が11年目で待望のプロ初ホームラン、同点で12回終了。

2008年8月30日(土) もう秋雨?

巨人3-2阪神
広島4-3中日
ヤクルト9-8横浜(7回降雨コールド)
オリックス7-2日本ハム
ロッテ8-6楽天
ソフトバンク2-2西武

 初回李のタイムリーで巨人先制もなかなか追加点が取れなかったが、グライシンガーが5回まで2安打の快投。拙攻気味だった巨人は6回阿部・坂本の連続2ベースで2点追加。阪神はその裏鳥谷の3ベースで1点返し9回に1点差としたが及ばず。グライシンガーは13勝目。
 上の試合と似たような展開。広島が初回アレックスの2ランで先制し5回まで膠着。6回広島が1点追加したあと中日が反撃し1点差。8回1点ずつ取り合い結局広島が逃げ切った。今季初登板の齊藤が5回無失点で2年ぶりの勝利。山本昌の連勝はストップ、中日は押し出しで与えた点が致命傷に。
 プロ初登板の由規は厳しいデビューに。初回3点貰うも直後に村田に2ランを浴び、2回は4安打を浴びて6失点KO。しかし横浜小林も3回4連打を浴びてKOされ試合は乱戦。序盤横浜が3点リードも、ヤクルトは4回に1点として5回福川の2ランで逆転。7回降雨コールドとなり、木田が今季初勝利。横浜は4回以降攻撃が止まってしまった。

 オリックスが一発攻勢で日本ハムに連勝、ついに3位タイに浮上してきた。初回下山がいきなり先制パンチ、3回連続タイムリーのあとローズが2ラン、5回にカブレラが2ランと主砲が火を噴き八木をKO。山本は7回2失点で9勝目。日本ハムは八木が7失点で完敗、ついに並ばれてしまった。
 展開二転三転の打撃戦。3回の2点で前半は楽天がリードも、6回ロッテはサブローが逆転の満塁弾。これで逃げ切りといきたかったが、今度は9回楽天がセギノールの2ランで同点にし延長。しかし10回ロッテは嶋の悪送球と早川の3ベースで2点を勝ち越し振り切った。セギノール2ホーマー4打点も勝利につながらず。
 6回に勝ち越し点を挙げ、そのまま逃げ切りを目論んだソフトバンクだが、8回西武が同点に追いつき試合は二日連続の延長へ。ここからはリリーフ投手の踏ん張りで10回以降両軍ノーヒット。結局2戦連続の引き分けに終わった。ソフトバンクは7,8回のチャンスを活かせず、西武の優勝マジックは20に。

2008年8月31日(日) 勝ちに等しい・負けに等しい引き分け

巨人6-1阪神
中日7-3広島
ヤクルト17-5横浜
オリックス5-1日本ハム
ロッテ4-2楽天
ソフトバンク0-0西武

 このところ活躍が続く大道がまた大きな一打。同点の8回、巨人は満塁と攻めて押し出しで勝ち越し、二死後代打大道が走者一掃の2ベースを放ちこの回4点。終盤に突き放した。阪神は4回押し出しで同点にしたものの、その後得点なく、ウィリアムスが乱調。8月は負け越しで終了。
 中日が前田健を序盤KOして事実上勝負あり。初回李のタイムリーとウッズの2ランで3点、2回にも2点追加。プロ初先発の清水昭は4回までノーヒット。7回に捉まり降板したがプロ初勝利。ウッズは7回にもソロを放ち2ホーマー5打点。広島は7回に3点返すも終盤の被弾も痛かった。
 ヤクルト打線爆発。初回畠山の3ランで先制し、5回には大量6点。以降も攻撃の手を緩めず22安打3ホーマー17点の大勝。先発野手全員安打で畠山は5打点を挙げた。石川は4ホーマーを浴びたが9勝目。横浜は桑原謙がKOされて、2番手高宮が大量失点。誰も相手を止められなかった。

 ついにオリックスが日本ハムをかわして単独3位浮上。4回稲葉のソロで日本ハムが先制したが、5回下山の同点タイムリーのあと、カブレラが3戦連発となる勝ち越しの3ラン。金子は8回まで投げ9勝目を挙げた。日本ハムは完敗の内容で対オリックス9連敗、4位に転落。
 ロッテが一発攻勢で3連勝。2回に1点ずつ取り合いその後は膠着したが、6回オーティズの勝ち越しソロともう1点。その裏に1点返されるも、8回オーティズが2打席連発のソロ。小林宏は1ヶ月ぶりの4勝目。楽天は食い下がるも及ばず4連敗。終盤はノーヒットだった。
 両軍ともにホームが遠いまま延長フルラウンド、何と32年ぶり史上2度目という同一カード3連戦引き分けに終わった。西武は初回一死満塁を逃すなど序盤の好機を活かせなかったが、それ以上にソフトバンクは3度の満塁を逃す15残塁の拙攻。小久保がことごとくブレーキになった。西武にとっては勝ちに等しい引き分け。

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