走り書記

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2008年10月1日(水) 戦力外の季節

中日3-1横浜
ヤクルト13-3広島
日本ハム17-0楽天
西武9-5ロッテ
オリックス4-1ソフトバンク

 4回まで2安打投球の吉見だったが、5回「いつもの癖」が出た。中日は李が先制2ランを放つと、さらに和田もソロでこの回3点。川上は6回を4安打零封で9勝目、横浜は9回にようやく1点を返したがそれだけで、連敗は12に伸びた。広島が敗れたため、中日のCS進出マジックが3に。
 先制した広島だったが投手陣が大炎上。齊藤は4回に4連続四球で降板し、ここからヤクルト打線に火がついた。6安打に再度の押し出しがあり、打者14人を送る大量9点。その後も川本の2ランなどで追加し13点を挙げて大勝。広島は15安打を浴び2度の押し出しもありで大敗、崖っぷちの3連敗。

 日本ハム打線が見違えるような大爆発で圧勝、シーズン3位を確定させた。初回先制すると、2回にはスレッジの3ランなど9人攻撃で5点。3回にも4安打で田中をKOし、5回にはまたも打者10人を送る猛攻で6点。最終的に球団新記録の28安打を放ち17点を挙げた。楽天は投手陣がことごとく失点。
 西武が2回に猛攻。中村のソロに始まり栗山の満塁弾も出て一挙7点。渡辺俊を早々にKOし事実上勝負を決めた。涌井は4回に連続ホームランを浴びるなど5失点ながらも大量援護に支えられて3年連続の二桁勝利。西武の連敗は7でストップ。ロッテは大量失点が響いてBクラスが確定。
 オリックス近藤がお得意様のソフトバンクを料理。4回オリックスはローズの2ランで先制、6回には阿部、そして引退試合の清原の連続タイムリーで2点を追加。近藤は5回に1点失ったのみ、わずか5安打しか許さず完投で初の二桁勝利達成。ソフトバンクは対近藤4敗目。

2008年10月2日(木) トンネルはどこまで

中日6-4横浜
広島1-0ヤクルト
ロッテ2-1楽天

 連敗脱出に幸先良く初回3点を先制した横浜。しかし村田の一発後なおも3連打しながら取れなかった1点が大きな意味を持つことに。中日は5回にウッズがソロ、そして8回李の2ランで同点に。延長10回李が2打席連発の3ランを放ち一発攻勢で勝利。横浜は裏に1点返すも暗黒続く13連敗。
 大竹が8回4安打無失点、対する由規も同じく8回4安打無失点と完全な投手戦。明暗分けたのは守備の乱れだった。9回広島のチャンスにヤクルトユウイチが痛恨の悪送球。虎の子の1点を永川が守り、完封リレーで広島が連敗ストップ。こういう展開で終盤のエラーは大きい。

 ロッテが3回連続長打と犠飛で2点を先制。それを投手陣が守りきってシーズン勝ち越しを決めた。先発久保は初回先頭打者に打たれたきり6回まで1安打投球。7回1点を失ったが、川崎、荻野とつないで1点差で逃げ切り。荻野は30セーブ到達。楽天は前夜の大敗ショックかわずか2安打で最下位に。

2008年10月3日(金) 黄昏に還る

中日7-2横浜
ヤクルト7-5阪神
ロッテ7-3楽天

 こうまでくると見事な負けっぷりというほかないか。横浜は1点返した中盤に投手陣が一気に崩れた。5回中日は森野のタイムリーのあとウッズが3ランで4点追加。6回にも谷繁のソロで計7点。吉見は11安打を浴びながらも2失点完投で初の二桁勝利。横浜は依然出口見えず球団タイの14連敗。
 阪神にとって悪夢のような展開。6回までに着々とリードを広げ5点差、6回無失点の安藤を「安全に」替えたはずが、この継投がまさかの大失敗。7回ヤクルトはいきなりの3連打から一気に1点差、さらに8回アッチソン、藤川をも攻め立て川本の2ベースで終盤逆転勝利。阪神はリリーフ総崩れで痛い一敗、マジック消滅し巨人と同率に。

 5回楽天が3点を先行したが、途端に片山が豹変。四球から満塁とされ、連続押し出しにタイムリーを浴びてKO。ロッテはこの回一挙6点を挙げて逆転。6回にも神戸の代打ソロで追加点を挙げ、勝利で今季日程を終えた。楽天は6回以降1安打と反撃なく3連敗。

2008年10月4日(土) 夢のあとさき

中日4-3巨人
ヤクルト2-2阪神
横浜14-5広島
楽天4x-3西武

 森野、小笠原と互いのソロ1本ずつで膠着していたゲームが、9回大きく動いた。グライシンガーに替わったクルーンが大乱調。連続四球に暴投のあと、中村紀が勝ち越しの3ラン。その裏巨人も岩瀬から満塁として坂本が2点タイムリーを放ち1点差とするも一歩足りず。中日は7連勝で3位が確定。
 阪神が執念の継投で引き分けに持ち込み単独首位に。初回先制もすぐに逆転を許したが、4回鳥谷のタイムリーで同点。前夜失敗した継投だがアッチソン以下4投手が1安打に抑えきった。ヤクルトの継投も決まり、試合は完全に膠着。そのまま12回引き分けに。
 まさかまさかの展開。大連敗中の横浜がルイスに猛攻。初回3連続タイムリー、3,4回内川が連続打席ホームランで8点を奪いKO。勢いに乗った打線はその後も得点を重ね、18安打14点で大勝、長かった連敗をようやく止めた。広島は頼みのルイスが炎上で、あと一歩だったCS進出がついに消滅。

 6回エラーから逆転を許した西武だったが、すぐに中島が同点ソロを放ち試合は延長へ。しかし10回、楽天は無死満塁と絶好のチャンスをつくり、中村がサヨナラタイムリー。西武を振り切って、ソフトバンクと同率5位に並んだ。西武の公式戦は終了、パは残すところソフトバンク楽天の最下位争い3ゲームのみとなった。

2008年10月5日(日) 叩きあいは残り1ハロン

巨人3-0中日
阪神8-3ヤクルト
広島7-2横浜
楽天8-0ソフトバンク

 巨人がソロ三発で快勝。初回1番の鈴木尚が先制弾を放ち、4回阿部、8回小笠原といいタイミングで追加点を挙げた。投げては上原が7回零封。最後のクルーンがまた連続四球で満塁と乱れたが、併殺でしのぎ完封リレー。中日はヒットの数は上回るも得点なく連勝ストップ。
 巨人がデーゲームで暫定首位に立つも、阪神も勝利で首位をキープ。3回まで1安打も4回満塁から鳥谷が2点2ベースで先制、さらに敵失なども絡んで打者一巡で一挙5点。後半7回に2点差に詰められたが、9回バルディリスが3ランを放ち突き放した。ヤクルトは得点した6,7回以外ノーヒットでシーズン5位が確定。
 Aクラスの望みは潰えたが勝率5割を目指す広島、2回下位打線で2点を先制するとその後は栗原の2ホーマーなどで着々と得点。そして前田健が打たれながらも粘りの投球で8回2失点、9勝目。横浜は川村が引退試合。実質先発の阿斗里だったが3回持たなかった。

 パ・リーグ最後のカードとなる最下位攻防3連戦。岩隈が完全にソフトバンクをねじ伏せた。6回を3安打零封で21勝目。投手三冠がほぼ確定に。打線は4回に藤井のタイムリーで先制すると、6,7回は一発攻勢。山崎武が2打席連続2ランに草野もソロで突き放し大勝。ソフトバンクは何も収穫なく完敗、和田の連続二桁勝利継続もほぼ絶望に。

2008年10月6日(月) もどかしい戦い

ヤクルト3-1阪神
横浜2-1広島
ソフトバンク4-1楽天

 鬼のいぬ間の勝利といきたかった阪神だが思うようにいかない。初回ヤクルトが青木、飯原のタイムリーで2点先制。4回金本ソロで1点差となるも、その裏内野ゴロの間の1点で再度2点差。石川が6回1失点、リリーフ3人もきっちり抑えてヤクルトが逃げ切った。林は一ヶ月ぶりのセーブ。敗れた阪神は巨人とまた同率に。
 5割維持を狙う広島だったが横浜が阻止。序盤1点ずつ取り合い試合は膠着。終盤まで進んだ8回、横浜は吉村、金城の連打で勝ち越し。9回寺原が抑えて横浜が勝利。3年ぶり先発の吉川が粘り強く投げた。広島は3回から8回まで毎回ヒットを放ったが決定打を欠き今季全日程終了。

 遅きに失した感は強いが、新垣が軽快な投球。5回までノーヒット1四球と完璧に抑えこんだ。朝井も抑えていたが、5回ソフトバンクは金子の2点タイムリーで先制、6回田上の2ランでリードを広げた。新垣は8回1失点で4勝目。両チーム同率5位となり、最下位争いは最終戦に持ち込まれることに。

2008年10月7日(火) 因果は巡る

ヤクルト17-1中日
楽天1x-0ソフトバンク

 ヤクルト伏兵陣が一発攻勢。初回先制後、2回川端がプロ初ホームランの2ラン、3回野口が1年ぶりのソロ。終盤にはさらなる打線爆発で、7,8回で10安打を放ち大量12点、計17点で大勝。館山は4回3連打で1点失った以外ほぼ完璧に抑えて6連勝で12勝目。中日は投手陣炎上で打線も沈黙。

 パ・リーグ最終戦、開幕サヨナラ負けの楽天が同じ相手にサヨナラ勝利という因縁めいた決着。試合は二桁のかかる田中と最多奪三振を狙う杉内が投げ合って無得点で推移。投手が替わっても動かなかった試合は、最終12回山崎武のサヨナラタイムリーでけりがついた。最後まで貧打を解消できなかったソフトバンクは12年ぶりの最下位に終わった。

2008年10月8日(水) 頂上決戦

巨人3-1阪神
ヤクルト4-1横浜

 優勝を巡る最後の直接対決。序盤から攻めていた巨人が3回李の2ベースで2点を先制。対する阪神は6回内海が制球を乱したのに乗じ、押し出しで1点差に。さらに満塁のチャンスだったが、ここを山口が断ち切った。7回ラミレスのソロで再び2点差とした巨人が逃げ切り勝利、ついに単独首位に立ちマジック2とした。阪神はついに2位転落。
 ヤクルトが快勝。初回野口のソロで先制し、2,3回と連続で追加点。そして由規が快投を見せた。5回までパーフェクト、7回まで1安打投球。8回吉村にソロを浴びるも2安打無四球1失点で2勝目。横浜三浦は完投も10安打を浴びて10敗目。

2008年10月9日(木) 鍵を握る横浜、ヤクルト

横浜8-4巨人

 決戦を制して勢いに乗る巨人を横浜が止めた。初回吉村が先制3ラン、3回にも3点を追加し高橋尚をKO。巨人が4回ラミレス、谷の一発で3点を返すと、続く5回村田が2ラン。石井裕が3年ぶりの先発勝利を挙げた。巨人は前半の失点がかさみ足踏み。

2008年10月10日(金) そして…

巨人3-1ヤクルト *巨人が2年連続リーグ優勝
横浜4-3阪神

 点差以上に巨人が快勝。4回阿部の先制ソロは直後に追いつかれたものの、5回暴投で勝ち越し、6回再び阿部が2ベースで2点差に。そしてグライシンガーはわずか4安打無四球の快投で17勝目、2年連続最多勝が確定。この時点で阪神のゲームが終わっていなかったが、阪神敗れて巨人が最大13ゲーム差を逆転する驚異の連覇劇を完成させた。
 そして図らずも引き立て役となってしまった阪神。金本の2ラン、関本のソロで3点リードしていたが、シーズン終盤思うようにいかなくなっていた継投に泣くことになった。6回横浜が1点返したところでアッチソンにスイッチも、村田が逆転の3ラン。7,9回と阪神もチャンスがあったが追いつくことはできず。

2008年10月11日(土) クライマックスの幕上がる

パ・クライマックスシリーズ第1ステージ
日本ハム4-1オリックス (日本ハム1勝)

 まずは日本ハムがダルビッシュで手堅く先勝。打線は2回スレッジが先制ソロを放ち、6回四球を足がかりに3連打などで3点を追加。ダルビッシュは立ち上がりピンチを招くなど9安打を浴びたが、同時に三振の山を築いた。8回犠飛で1失点も14奪三振の完投勝利。オリックスはあえて小松を2戦目に廻した戦略が吉と出るか凶と出るか。

巨人3-2ヤクルト
横浜5-4阪神

 巨人が最終戦も逆転勝利。バーンサイド5回零封のあとを受けた久保が3連打を浴びて2点を失ったが、直後ラミレスがソロを放つと相手ミスなどもあって逆転。ヤクルトは終盤もチャンスがあったが得点できず。川島亮は6回まで2安打の快投ながら7回踏ん張りきれず。
 前夜の再現のような展開に。1点を追う阪神は7回代打矢野からの3連打で3点を挙げ逆転。しかしその裏登板の阿部が下位に連打を浴び、内川の2ランで横浜が逆転。そのまま1点差で横浜が3連勝。1アウトだけの宮が2年ぶりの幸運な勝利。阿部のほうは4年ぶりの敗戦投手。

2008年10月12日(日) 経験の差

パ・クライマックスシリーズ第1ステージ
日本ハム7-2オリックス (日本ハム2勝で第2ステージ進出)

 満を持して小松を送り出したオリックスだったが守備で自滅。2回二死満塁で金子誠の小飛球が内野安打となり日本ハムが2点を先制。5回一死満塁でも飛球を後藤が交錯落球。日本ハムは7回ボッツの2ランなど4点を挙げて突き放した。藤井が3安打1失点の好投を見せれば、シーズン出番の少なかった坪井が4安打の活躍。オリックスは見せ場を作れぬまま敗退。

阪神4-1中日
ヤクルト4-3横浜

 5回までノーヒットと沈黙していた阪神だったが、6回相手の自滅で逆転。二死満塁から何と3連続押し出しで3点を貰った。先発岩田は6回を1失点でまとめ、最終戦で念願の二桁到達。中日はCS用に先発陣を細かくつないだが、3人目の山本昌が乱調だった。
 ヤクルトは真中、小野、度会、河端が引退試合。その小野が8回代打で3年ぶりのホームランを放ち、これが決勝点となった。6回まで1安打だった横浜は7回、村田がタイトルを決める同点3ラン。色々タイトルのかかった試合だったが、福地の盗塁王、石川の最優秀防御率が決定した。セは公式戦全日程が終了。

2008年10月17日(金) 火蓋

パ・クライマックスシリーズ第2ステージ
西武10-3日本ハム (西武1勝)

 初戦は圧倒的に「西武らしさ」全開で圧勝。初回先制ソロの中島が3回にも2ランを放つと、さらに3本の長打を浴びせてこの回5点、4回には4連打を後藤の3ランが締めて4点、グリンをKO。日本ハムはスレッジが5回にソロ、9回に2点タイムリーを放つが失点が大きすぎた。二桁得点で西武が先勝。

2008年10月18日(土) 矜持

セ・クライマックスシリーズ第1ステージ
中日2-0阪神 (中日1勝)

 一週間遅れで開幕のセCSはまず中日がエースの力投で先勝。初回ウッズのタイムリー、6回森野のソロと援護は2点のみだったが、川上が7回を4安打無失点投球。阪神も投手の替わった8回に無死一、二塁でクリーンアップという絶好のチャンスがあったが得点できず。阪神は03年日本シリーズ以来ポストシーズン9連敗。

パ・クライマックスシリーズ第2ステージ
日本ハム5-0西武 (西武1勝 日本ハム1勝)

 前日二桁得点の西武打線にダルビッシュが立ちふさがった。シングルヒット3本しか許さぬ鉄壁投球で三塁を踏ませず完封。打線は森本のタイムリーで3回に先制したあと、4回下位打線がつながり金子誠の2ランなどで4点を追加。西武はここまで抑え込まれてしまっては完敗という他ない。

2008年10月19日(日) 拮抗

セ・クライマックスシリーズ第1ステージ
阪神7-3中日 (阪神1勝 中日1勝)

 初回の得点で勢いづいた阪神が5年ぶりにポストシーズン勝利。金本の先制打に続いて鳥谷の3ランが大きかった。鳥谷は2点差に迫られた6回にも突き放すソロを放ち、効果的な2ホーマー。阪神の快勝で決着は3戦目に。中日はリリーフ投入の中田が大きな誤算。

パ・クライマックスシリーズ第2ステージ
日本ハム7-4西武 (日本ハム2勝 西武1勝)

 日本ハムが西武のアドバンテージをかき消す快勝。2回に敵失で先制すると3回スレッジの3ランなどで4点追加。武田勝に4回までノーヒットに抑えられていた西武も中盤に3点を返すが、終盤日本ハムは2点追加し突き放した。西武はマイケルも攻めたものの先発が粘れず連敗。

2008年10月20日(月) 一撃決着

セ・クライマックスシリーズ第1ステージ
中日2-0阪神 (中日2勝 阪神1勝)

 巨人への挑戦権をかけた一戦はすばらしい投手戦。岩田と吉見、新人王を争った二人が互いにベストピッチを展開した。岩田は8回を1安打零封、吉見はやはり8回を4安打零封。試合は9回、替わった藤川から中日が久々にヒットを放つと、ウッズが決勝の2ラン。この一撃で中日が第2ステージに進出。阪神はチームとしての形を出した上で終戦。

2008年10月21日(火) 復活

パ・クライマックスシリーズ第2ステージ
西武9-4日本ハム (西武2勝+1勝 日本ハム2勝)

 沈黙していた西武打線が突然の復活噴火。初回5安打集中でいきなり4点を取り、2回1点、3回細川の2ランと序盤で7点の大量リード。6回まで2安打と抜群の出来の石井一から、日本ハムは7回3点を返すも、西武はさらに追加点を加えて圧勝、シリーズ進出に王手をかけた。日本ハムは7失点KOのスウィーニーがあまりに誤算過ぎた。

2008年10月22日(水) 熱気と沈黙と

セ・クライマックスシリーズ第2ステージ
中日4-3巨人 (中日1勝 巨人0勝+1勝)

 初回2ホーマーで中日が先行も、巨人も谷のソロなどで追いつき1点を争う接戦。5回1点ずつ取り合ったあとは互いのリリーフが踏ん張り膠着。8回巨人は一死満塁の好機を併殺で潰したあとクルーンを投入したが、中日はそれを攻めて9回中村紀が待望の勝ち越しタイムリー。中日が競り勝ち先勝。

パ・クライマックスシリーズ第2ステージ
西武9-0日本ハム *西武2勝+1勝で日本シリーズ進出決定

 順番通りグリンを送った日本ハムだったが、西武打線の火を消すことはできず。2回後藤のソロで先制した西武は続く3回2本のタイムリーと押し出しで4点追加。そして涌井がこれ以上ない投球を見せつけた。7回二死までパーフェクトの圧巻。涌井が3安打完封、打線も9点を奪い西武が完勝でシリーズ進出を決めた。

2008年10月23日(木) 粉砕

セ・クライマックスシリーズ第2ステージ
巨人11-2中日 (巨人1勝+1勝 中日1勝)

 第二戦は空中戦、となれば巨人ペース。森野の先制ソロもつかの間、巨人打線が一気に火を噴いた。すかさず逆転2ランの小笠原が2回今度は満塁弾。4回ラミレス、7回李と中軸揃い踏みの4ホーマーで大量11点をもぎ取った。上原はソロ2本に抑えて巨人が大勝。中日は朝倉があまりに悪すぎた。

2008年10月24日(金) 効いてくるアドバンテージ

セ・クライマックスシリーズ第2ステージ
巨人5-5中日 (巨人1勝+1勝 中日1勝 1分)

 両者ともに譲らぬ展開。4回中日は和田の2ランなどで逆転するが、6回巨人は李の3ランなどで逆転。それでも中日は8回ウッズのソロ、9回谷繁の2ベースで追いつき、試合は延長へ。しかし中日はもう一歩勝ちきれなかった。延長は無得点が続き、12回完了で上位巨人にとって勝ちと同義の引き分け、巨人がシリーズ進出に王手をかけた。

2008年10月25日(土) 決戦の舞台へ

セ・クライマックスシリーズ第2ステージ
巨人6-2中日 *巨人2勝+1勝1分で日本シリーズ進出決定

 4回谷、坂本の連続タイムリーで先行した巨人に対し、中日は6回ウッズのソロ、そして8回やはりウッズの犠飛で同点に。追いつくところまではいったが、その裏巨人が完全に止めを刺した。ラミレスの勝ち越し2ラン、さらに2本のタイムリーで決定的な4点。力を見せた巨人が快勝でシリーズ進出を決定。日本シリーズは優勝チーム同士の決戦となった。

2008年10月31日(金) 久方ぶりです

なんとなく呆けていたらもう11月…明日からは日本シリーズ。

・ドラフト会議
 すでに昨日のことですが、結果はこちら。競合が予想された大田内野手は巨人とソフトバンクが入札し巨人へ。今年の巨人はやることなすことうまくいきすぎという気が。
上位に非常に外野手の多い、珍しい指名結果で、「全体的に小粒で不作」という事前評価の表れでしょうか。そんな中育成も含めてBCリーグから3人、アイランドリーグから5人、特に香川から育成で3人指名されたのが目立ちました。

・ソフトバンク大村とオリックス村松のトレード成立
 さて驚いたのがこちら。今オフトレード第一弾ですが、まさかのFA移籍者同士の出戻りトレード。意図がどうにも良く分かりません。

開始が遅れまくっている更新作業は、そろそろ手をつけようと思っています。こんな調子で終わるのはいつになるやら…。

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