走り書記

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2009年10月4日(日) 人事報道の季節

西武 -●●○-●○
 先週楽天との直接対決に負け越し、3位を目指した一時の盛り上がりがしぼんでしまった。ロッテとの初戦に大敗し先週から3試合連続二桁失点。4まで伸びた連敗は岸のリリーフ投入で止めるも、楽天に再び大敗しついにCS進出が消滅。

オリックス -●●○---
 今週わずか3試合。日本ハムとの初戦は5被弾で大敗、2戦目は1点及ばず、先週から5連敗。それでも3戦目は逆転で制し、岸田は二桁勝利にリーチ。

日本ハム -○○●-○○
 もたついていたがいよいよ優勝が目前に迫った。5ホーマーを浴びせるなどでオリックスに勝ち越し。後半ロッテ戦にも3ホーマーで大勝し、日曜ソフトバンクを破ってマジックはあと1に。連戦中でホーム胴上げがかなり有力。スレッジが現在絶好調。

ロッテ -○○●-●-
 前半西武に大量点で連勝しCS進出を絶望的にすることに。終盤の好調さを見せ付けたが、日本ハムには逆に大敗。

楽天 -●○○-○●
 ソフトバンクとの2位争い連戦、初戦を岩隈で落としたものの、その後2試合をいずれも逆転で連勝。中止で一日置いた西武戦を5ホーマーを浴びせる大勝で飾り、ついに球団初のAクラス、CS進出が決定。節目節目に青山の影が。

ソフトバンク -○●●--●
 残り試合数を考えたら最低でも勝ち越しておきたかった楽天との連戦。初戦こそ辛うじて延長で制したが、続く2戦目を致命的なミスからひっくり返され、3戦目も逆転で連敗。3位に転落し、日曜日本ハム戦もミスで3連敗とかなりガタガタの状態。

巨人 ●●○-●○○
 優勝まで上昇一途だったチーム状態だが、さすがに今週は小休止。前半中日に連敗して負け越し。横浜に3安打完封負けも喫したが、週末の広島、ヤクルトに連勝で週イーブン。

阪神 ●○○--●○
 ヤクルトとの3位争い直接対決。初戦を落とすも2,3戦目といずれも完勝で浮上。二日置いて再びヤクルトに安藤で敗れ並ばれたが、日曜完封リレーで単独3位に。決着は残る直接対決2試合までつかなさそう。

中日 ○○●--○●
 勝ち越した前半の巨人戦では、引退表明の立浪がホーム最終戦でスタメン出場、3安打。ただ前半勝ちまくった川井は2回KOと立ち直れず。横浜戦で吉見がリリーフで16勝目。

広島 ○○○-○●●
 先週の5連敗で脱落かと思いきや、前半横浜に3連勝で再浮上。ヤクルトに競り勝ち、4連勝で一時3位に2ゲーム差と再接近。しかし大竹の乱調で巨人に敗れると、日曜横浜にも連敗し、ここで終戦。あと一歩のところでCS進出が消滅した。

ヤクルト ○●●-●○●
 阪神との激しいデッドヒートを展開中だが、故障者も続出しかなり綱渡り状態。前半の直接対決に負け越して4位に転落。3連敗のあと阪神に勝利で同率3位となるが、日曜完敗で4位に。あと一踏ん張りできるかどうか。

横浜 ●●●-○●○
 今週もまた3位争いの(というより広島の?)大きな演出者に。前半3連敗し息を吹き返した広島、それを日曜に下してCS進出を消滅させた。巨人戦でランドルフが来日初完封。この投手の獲得は来季へ明るい材料。

2009年10月12日(月) レギュラーシーズン終了

本来は昨夜更新予定でしたが、今日の試合で日程完了ということで一日延ばしました。

西武 ○●●----
 最後に残ったのが札幌での3連戦ということで胴上げの引き立て役に。初戦に勝利、2戦目も延長に持ち込む意地を見せたが、今季を象徴するワーストタイ記録の14度目のサヨナラ負けで力尽きた。なんといってもリリーフが弱すぎたシーズンだった。

オリックス ●○-○●---
 近藤が相変わらずのソフトバンクキラーで勝利、日本ハムに大勝で岸田が二桁勝利到達。ただ今季は投打ともにあまりにも誤算が多すぎた。自慢の打線は故障の連続で足並み揃わず、小松と平野で17もの負け越しというのも全く想定外。

日本ハム ●○○●-○-
 もうほぼ確定だったホーム胴上げは、試合中に楽天敗戦で決定したものの、今季キャリアハイの金子誠のサヨナラ打で見事に飾った。一発は多くなくとも3割打者4人を擁してチーム打率・得点トップ。投打にしぶといチームカラーを発揮しての優勝。

ロッテ -○●-----
 今季で引退の小宮山がラスト登板で1球セーブ、最年長セーブを記録。開幕前からゴタゴタを抱えたシーズン、それを象徴するかのように投打の噛み合わない試合が目立った。13敗を喫した二人は大誤算ではあったが、ここまで負け越す内容だったかという感も。

楽天 ○●○-○●●-
 週前半勝ち越し、オリックス戦勝利で2位を確定。初のCSをホームで戦えることに。とにかく後半、夏場以降の伸びは驚異的なものだった。投手では永井の安定と福盛の復帰が好材料に。急激に数字を伸ばして首位打者獲得の鉄平も見逃せない。

ソフトバンク -●----○-
 もう負けられない状況ながら杉内見殺しで待つ立場となり、結局3位で終了。前年最下位からの浮上は果たしたが、結局9月以降13勝16敗1分と息切れしてしまった。誤算を穴埋めしながらのシーズンで、最後は余力が残っていなかった印象。

巨人 -----●-●
 最多勝を賭けて先発したゴンザレスは1失点完投するも、打線が全く援護できず敗戦。
9月19勝5敗と凄まじい勢いで優勝まで突っ走ったが、10月はちょっと落ちた印象。しかし2位に10ゲーム以上の大差をつけ完全といっていいシーズンだった。

阪神 --○●●---
 広島に快勝して半ゲーム差のままヤクルトと直接対決へ。しかし5安打完封され自力3位消滅。翌日は安打数で上回りながらリードを奪えず連敗、最終戦で5年ぶりのBクラス確定。後半地道に上がって望みも出たが、多数の課題が浮き彫りとなるシーズンだった。

中日 ------●-
 最終戦でまたも吉見をリリーフ起用し勝ち星上乗せを狙うも、山井が逆転され目論みは水泡に帰した。シーズンを振り返れば結局、あまりにも巨人との直接対決に負けすぎた。2位とはいえ1位には遠く及ばなかった印象。

広島 ○-●--○--
 緒方の引退試合ともなった最終戦は大竹が1点を守っての完封で5年ぶりの二桁勝利。ヤクルトの急落で3位進出に望みが出、終盤は善戦もしたがチーム力全般にもう一つ足りなかった。新球場効果か投手力向上も得点力が低下したのが課題。

ヤクルト -○○○○-○○
 そもそもヤクルトが失速しなければありえなかったCS争い、締めを飾るかのように連勝で阪神を下し3位確定。6連勝でシーズンを終えた。巨人が独走するリーグで、とにもかくにも順位争いを演出する立場だった。

横浜 ●●●-----
 若い投手を起用の消化試合、寂しく3連敗でシーズン終了。相変わらず投手力整備が出来ず、村田の故障等で得点力も激減。得点も失点もダントツといっていいリーグワーストで、結局93敗を喫した。チーム立て直しの道は険しい。

2009年10月18日(日) CS

パシフィック第1ステージ
楽天11-4ソフトバンク
楽天4-1ソフトバンク

 勢いの差というよりもチーム力の差で楽天が圧勝、第2ステージに進出。杉内に3ホーマーを浴びせてKOし初戦大勝、2戦目も山崎武の3ランで快勝と危なげなかった。ソフトバンクは逆に、エースが出端をくじかれ意気消沈、打線沈黙に守りのミスも多発と、全くいいところないまま敗退。

セントラル第1ステージ
ヤクルト3-2中日
中日3-2ヤクルト

 一日遅れで始まったこちらは1勝1敗。初戦は2点リードの中日をヤクルトが7回、デントナの2ランで逆転し勝利。2戦目も2回にヤクルトが川本の2ランで逆転したが、今度は谷繁のソロで中日がすぐに追いつき、7回荒木のタイムリーで勝ち越して勝利。2戦ともに同スコアの決着となった。

2009年10月25日(日) 順当に劇的な結果

セントラル第1ステージ
中日7-4ヤクルト

 ただでさえ故障者続出のところにインフルエンザまで襲来してヤクルトは陣容ガタガタに。中日が16安打を浴びせて第2ステージに勝ち上がり。

セントラル第2ステージ
中日7-2巨人
巨人6-4中日
巨人5-4中日
巨人8-2中日

 ゴンザレスを初回攻略で中日先勝。しかし巨人は第2戦を取ると、第3戦8回に浅尾を攻め、脇谷の代打2ベースで逆転勝利。第4戦は谷の満塁弾など序盤に大量リードし圧勝、3連勝でシリーズ進出。1打席の結果で脇谷がCSMVPに。

パシフィック第2ステージ
日本ハム9x-8楽天
日本ハム3-1楽天
楽天3-2日本ハム
日本ハム9-4楽天

 勝ちあがりの勢いで初戦楽天が7回時5点リード。日本ハム追い上げも9回2点追加で勝ったかと思いきや、スレッジがまさに劇的な逆転満塁サヨナラ弾。追い込まれた楽天は第3戦を粘り勝つも、最後は日本ハムが打ち勝ってシリーズへ。2ホーマー10打点でスレッジがCSMVP。

・中日吉見にドーピング疑惑
 最終的に「違反ではない」という審議結果になりましたが…カルテをチェックしての結論がそうなら、そうでしたかとしか言えません。しかし発端となった報道記事との矛盾が大きすぎますね…。

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Akiary v.0.51