走り書記

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2010年8月2日(月) オールスター明け、激動

・楽天朝井と巨人栂野のトレード成立

 すでに反映更新した後ですが、同年代とはいえ実績には随分差がある同士の交換。

・西武大久保二軍コーチを解雇

 これに関しては個人的にこの人が好きではないこともあって、どうしても一方的な非難になりそうなのでコメントを避けます。ただ騒動当初の一部報道にあった「行き過ぎた指導」という表現は随分誤解を招いたような。

・楽天が元阪神の藪を獲得

 ロッテの入団テスト不合格から間を置かずの電撃発表。1日で球速が10キロも落ちたという辺りはどうだったんでしょうか。

セントラル

 後半戦スタートでいきなり阪神が巨人を抜いて首位浮上。横浜に連勝すると、こちらも上昇してきた中日と接戦を繰り広げ、土曜には5時間半にも及ぶロングゲーム。引き分けを挟む連勝で4連勝と大きく前進した。中日に負け越して抜かれた巨人だが、前田健を攻略して広島を3タテ、ずっと勝てていなかった先発も連勝し半ゲーム差に食いついている。このところ脇谷の好調が目を引く。中日も巨人に勝ち越したことで首位戦線に加わったが、阪神に激闘の末連敗し一歩後退。6ホーマー放って敗戦は印象的。ヤクルトは広島に3連勝でいい形で後半スタートしたが、福島での横浜戦は連敗。非常に厳しいのが広島。ヤクルトに3連敗の後、まさかの前田健KOで巨人にも3連敗、球宴明け6連敗を喫した。打線の弱いチームがこの6試合計54失点はきつすぎる。横浜は勢いに乗る阪神に歯が立たなかったものの、大家の日本での初完投勝利などでヤクルトに連勝。

パシフィック

 こちらもセ同様大きな動き。球宴前からの連勝を9まで伸ばしたソフトバンクが後半初戦で首位に浮上。後半ロッテ戦は完封のあと連続二桁得点で3連勝。好調さで首位を固めた。昨年からのSBMに甲藤も加わったリリーフ陣の強力さが目立った。抜かれた西武は球宴を挟んで6連敗。逆転勝利で連敗は止めたものの、日本ハム戦では涌井が8失点炎上するなどチーム状態はかなり悪い。その西武に勝ち越したロッテだったが、成瀬を援護できず日曜には5点差をひっくり返されソフトバンクに手痛い3連敗。相手の勢いに圧倒されてしまった。そしてもう一つ乗っているチームがオリックス。まず日本ハムに連勝し、楽天にも連勝。日曜は敗れたものの球宴を挟んで7連勝を飾りAクラスに急接近。投打の噛み合ったいい形が続いている。日本ハムは涌井を崩して武田勝が久々に西武から勝ったが、続くゲーム6点差を追いつきながら落として負け越し。楽天は好調チームの引き立て役になってしまい、連続負け越し。ただ田中が復帰して2ヶ月ぶりの勝利は明るい材料。

2010年8月9日(月) 週替わり戦線

セントラル

 週前半の首位攻防は巨人先勝、阪神も快勝の3戦目、巨人が大勝して勝ち越し、首位を奪い返した。後半広島戦で巨人は連敗を喫するも、日曜移籍初登板の朝井が7回零封の快投。朝井は2年ぶりの勝利。2位となった阪神は燃え尽きてしまったか、中日戦打線が沈黙。3試合で2点しか取れず3連敗を喫してしまった。そこで息を吹き返したのが中日。前半ヤクルトに3連敗し脱落しかけるも、阪神に3連勝で少し持ち直した。山本昌が今季初登板で初勝利。今週目覚しかったのがヤクルト。前半中日をきっちり抑えて3タテすると、後半は打線が爆発。3試合計37点で横浜を下し6連勝。広島も深刻な貧打を脱し、横浜に勝ち越すと巨人戦では前田健も立ち直り連続勝ち越し。気を吐いた下位勢だが、横浜だけは蚊帳の外で4連敗。6試合で51点も取られては勝負にならない。

パシフィック

 勢いに乗っていたソフトバンクが旭川で派手に躓いた。主力先発で連敗、オーティズの故障離脱と踏んだり蹴ったり。その流れのまま西武との首位攻防は勝ちパターンまで崩され一気の5連敗。5試合41失点では。その西武は前半オリックスに3タテされていたものの、直接対決3連勝で首位に返り咲き成功。勢いに乗っていたオリックスが西武を3タテ、一方ロッテは楽天に3連敗を喫し、この時点で順位交替。しかし後半の直接対決でロッテが意地を見せ、新外国人ペンの初登板初勝利などで3連勝、再び3位に。オリックスは一気に3位を固めるチャンスを逃した。日本ハムはソフトバンクを下して再浮上の気配。楽天にも連勝で4連勝、また貯金生活に。中田が4戦連発5ホーマーの爆発中。楽天はロッテに3連勝も、日本ハムには立て続けにビッグイニングをつくられて連敗負け越し。やけに3タテの目立った週だった。

2010年8月16日(月) ちょっと軽めに

セントラル

 首位戦線は依然混迷。阪神は前週からの連敗を5まで伸ばしたが、5ホーマーで広島に勝つと勢いに乗っていたヤクルトに勝ち越して首位奪回。巨人は前半ヤクルトに3連敗したのが痛かった。後半横浜に勝ち越すもゲーム差なしで2位に。横浜に連敗した中日だったが、1点で勝ってから4連勝。凄い勢いを見せたのがヤクルト。巨人に3連勝、阪神初戦も制して、8年ぶりの10連勝をマーク。一時は借金が1に。ただその後連敗で、背中の見えた3位は少し離れた。広島は前田健で落としたのが痛く、1勝した後4連敗。五分の横浜では小杉がプロ初勝利。

パシフィック

 西武が首位攻防を制した勢いをキープ。投打ががっちり噛み合い、前週から8連勝をマーク。追うソフトバンクはダルビッシュに勝つなどしたが、勝っていた展開を分けたり落としたりで乗り切れず。唐川が3ヶ月ぶりに復帰勝利したロッテも五分で、上位は少し間隔が開いてきた。ロッテに連勝して3位が目前に迫った日本ハムも、その後3連敗で結局五分。オリックスは一時の勢いは止まってしまい、週頭に勝ったあと引き分けを挟んで4連敗。楽天も完封リレーで一つ勝っただけと、リーグでは西武の一人勝ちという週だった。

2010年8月24日(火) 暑さで忘れてた

セントラル

 まだまだ続く首位争い。阪神は前半打線好調、3試合連続二桁得点で横浜を粉砕し5連勝。しかし後半巨人との直接対決では勢いを止められ3連敗、首位はキープもわずか3厘差。打線はいいが先発がかなり苦しい。巨人は逆に前半打線が振るわず中日に3タテされたが、阪神に3連勝で盛り返した。急激に上に接近してきたのが中日。後半ヤクルトに負け越したものの、前週から7連勝をマーク。6試合で失点わずか10と投手の安定ぶりが群を抜いている。ヤクルトも好調キープで、広島・中日と連続勝ち越し。借金は1にまで減った。5割で乗り切った広島だが前田健がマメを潰して登録抹消は痛い。横浜は阪神に33失点の滅多打ちを浴び、広島戦も噛み合わず負け越し。

パシフィック

 週前半と後半で空気が違った印象。前半首位攻防、西武が和田を攻略し勝ち越しに成功。この時点でソフトバンクの自力優勝消滅。ところが後半、西武は涌井・帆足を立ててまさかの3連敗。楽天に勝ち越したソフトバンクの自力優勝も復活。上がもたつく間にロッテがじわりと上昇。日本ハムに勝ち越した後、オリックス戦もサヨナラなどで接戦を制し連続勝ち越し。今週は上2チームとの直接対決で大きなポイント。ロッテに負け越していた日本ハムは西武初戦3点差を追いつきサヨナラ、勢いに乗り3連勝。オリックスは金子千が実に今季6度目の完封で8連勝。T−岡田は30号到達。楽天は連続負け越し、この2週間ですっかり離されてしまった。

2010年8月30日(月) 投手が暑さバテしているような

セントラル

 直接対決のない首位戦線は両者抜け出しきれず。阪神は2イニングで17点という凄まじい猛打を発揮するも、広島に負け越し。しかし後半のヤクルトには新人秋山のプロ初勝利などで勝ち越し、週五分。巨人も中日に勝ち越して一時上に立つも、後半こちらも広島に負け越して5割。両者を追っていた中日だが、一時の勢いは止まり連続負け越しで一歩後退。上り調子で来ていたヤクルトは週頭の連勝でとうとう貯金までいったが、阪神に負け越し。今週目立ったのが広島で、阪神・巨人にいずれも勝ち越し首位争いを演出。岩本が5ホーマーの爆発。巨人戦では劇的な逆転サヨナラ勝利。横浜はヤクルトに負け越したものの後半中日に勝ち越し。

パシフィック

 前週後半の3連敗から西武が急失速、一時ゲーム差なしに3チームが固まる大混戦に。西武はロッテにも3連敗を喫し、計7連敗。それでも最後に連敗を止めて2位に踏みとどまった。自力優勝消滅から息を吹き返したソフトバンクはオリックス戦で首位タイに返り咲き。後半ロッテとの直接対決では杉内の大乱調という一幕があるも、勝ち越して単独首位に立った。ロッテは西武に3連勝で3位から首位タイに浮上。ただソフトバンク戦は初戦を成瀬で落とし負け越し、首位と1ゲーム差の3位に。西武失速のきっかけとなった日本ハムだが、楽天とタイの後オリックスに連敗。逆にオリックスは連続引き分けを挟んで3連勝を挙げ、日本ハムと並んで同率4位に浮上。楽天は引き分けを含めて五分で週を消化したが、田中がまた離脱の事態に。

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