エンジェルベルト・ソト

流浪左腕、掘り出し物型

左投左打
中日11〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
11 中日 22 0 5 1 0 0 78 65 4 59 19 2 0 15 1.73
通算 1年

中日の新外国人投手。テスト入団で期待は高くなかったが、前半リリーフ、後半は先発に廻って大きな活躍。
ベネズエラ出身の左腕で、メジャー実績はなし。マイナーも07年の2Aが最高で、米球界でのキャリアはパッとしないもの。08年はメキシコに渡り、さらに09,10年はイタリアでプレーと諸国を渡り歩いていた。中日へは春季キャンプにテスト参加し、そのまま契約。
実績はほとんどない選手ながらも開幕一軍入り。しかし体調を崩してすぐに抹消とスタートは躓いた。それでも5月末に昇格すると、そこからリリーフでなかなかの投球を展開。好成績を残し、7月半ばに先発すると来日初勝利。するとオールスターを挟んで先発5連勝をマーク。先発の頭数が揃っていなかったチームを救う働きを見せた。終盤は勝ちがつかなかったものの、そのままローテーション定着。
構えからテイクバックまでは小さいモーションで、そこから急激に力を込め、体ごと突っ込んでいくようなちょっと変わった投球フォーム。やや低いスリークォーターの腕の振りから140km前後の速球とスライダーを軸とする。ややタイミングの取りづらい投手で、制球もおおむね安定。
大きく乱れるという場面がなく、先発での投球は最後まで安定。それだけに肩を痛めてポストシーズンに投げられなかったのは残念だった。下馬評は低い(というよりも無かったと言ったほうが近いか)ものだったが、大きな掘り出し物だった。今季はシーズン通しての活躍を期待される。

ディオーニ・ソリアーノ

育成出身、荒削り型

左投左打
広島09途中(育成)〜11
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
09 (広島 - - - - - - - - - - - - - - -*育成)
10 広島 10 1 2 3 0 0 46 45 8 27 18 1 3 22 4.30
11 広島 8 0 1 1 0 0 24 2/3 15 3 12 10 0 1 10 3.65
通算 3年 18 1 3 4 0 0 70 2/3 60 11 39 28 1 4 32 4.08

カープのドミニカアカデミー出身の左腕投手。09年途中育成契約で入団し、10年開幕後に支配下登録、一軍登板も果たした。
チームへの入団は09年からだが、練習生という形でそれ以前にも来日していた。派遣という形で06年には中国、07年から09年前半まではアイランド・リーグに所属と、様々な環境でプレー。育成選手として広島入りすると、1年目はウエスタンで6試合に登板。
2年目の10年も育成選手という立場だったが、5月頭までに二軍で3勝マークするなどし、5月に支配下登録。間もなく一軍昇格し、2試合リリーフした後6月以降は先発起用。3連敗となかなか結果は出せず二軍にいることも多かったが、終盤再昇格すると10月に4安打完封で来日初勝利。続く登板でも連勝を飾り、光を見せてシーズンを終えた。
最速150km超のスピードが持ち味の左腕。さすがに一軍レベルで見ると粗っぽさも目立ったが、力強さは大きな魅力。ただ外国人としてはあくまでリザーブという構想で、昨年は開幕直後に先発した後しばらく二軍。6月末に再昇格してリリーフを続けた後先発に廻ったが、1勝した翌日に抹消され次の登板は9月末。登板数は8試合に留まった。
シーズン後メジャー挑戦の意向を伝え退団に。先発のバリントン、抑えのサファテは今季も確定的で、残留しても枠の関係からチャンスは少なく、致し方なしというところか。被打率1割台と打たれないボールを投げていただけに少し惜しいが。