ヘイデン・ペン

先発右腕、速球型

右投右打
ロッテ10途中〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
10 ロッテ 8 0 1 3 0 0 46 1/3 45 6 27 16 2 0 19 3.69
11 ロッテ 4 0 2 2 0 0 26 26 1 15 6 0 1 10 3.46
通算 2年 12 0 3 5 0 0 72 1/3 71 7 42 22 2 1 29 3.61

10年途中にロッテ入りした外国人投手。先発を期待されての獲得。
来日時点で25歳と若い選手で、通算33登板4勝のメジャー成績だけでなく、3Aでもシーズン7勝が自己ベストと実績は薄い。獲得期限が目前の7月後半にロッテと契約し来日。先発要員としてまずは二軍で投げたものの、4回途中7失点KOという内容。ところがこの1試合だけで昇格すると、一軍では5回1失点の好投で初勝利を挙げた。その後は3連敗で終えたものの、ダルビッシュと投げ合って10回を無失点という試合も。ポストシーズンでも起用され、日本シリーズで先発勝利を記録。
150km前後の速球で押す、力強い投球が持ち味。スピードだけでなく、ブレーキの鋭いナックルカーブを持っており、これが決まると非常に打ちづらい投手。ただ未熟な面も強く、この強力な変化球を操りきれていない印象で、結果ひたすら力押しというところも目立つ。
シーズン成績は1勝のみだったが能力は高く、まだ若いということもあって昨年も残留。開幕3戦目に先発勝利と幸先の良いスタートを切った。ところがその直後に肘の痛みを訴え、その後帰国して手術となり、長期離脱。ようやく一軍復帰したのは9月の末で、シーズンの大半を棒に振ることとなってしまった。結果4登板のみで2勝。
故障で思わぬ誤算となってしまったが、まだ底は見せておらず今季も残留。今度こそ先発として活躍を期待したい。