ランディ・メッセンジャー

長身右腕、先発成功型

右投右打
阪神10〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
10 阪神 26 0 5 6 0 1 80 1/3 88 10 48 31 1 3 44 4.93
11 阪神 25 1 12 7 0 0 150 129 6 122 45 3 4 48 2.88
通算 2年 51 1 17 13 0 1 230 1/3 217 16 170 76 4 7 92 3.59

当初セットアッパーとして獲得されたものの、先発転向で成功した外国人右腕。2年目二桁勝利を挙げ大きな戦力に。
メジャーではすべてリリーフで通算173試合登板。07年には2チームで合計60試合登板の実績を持つ。ここ2年はマリナーズでプレーし、同じく阪神入りの城島とは同僚。上述のように勝ちパターンのリリーバーと期待され、開幕戦からいきなり4連投。その後もしばらくリリーフ登板が続いたが、セットアッパーというにはどうにも不安定な内容。スタンリッジが途中入団すると、入れ替わりで二軍落ち。
長身から投げ下ろす150kmを越す速球が持ち味で、これにスライダーやフォークを交える。枠の関係もあり約3ヶ月二軍調整が続いたが、負けの込んだフォッサムと入れ替わり7月前半に再昇格。先発で起用されると、復帰初戦、続く登板といずれも6回2失点にまとめ連勝。以降ローテーションに定着し5勝をマーク。
好調は長く続かず8月以降はパッとしない状態。先発限定でも5点近い防御率と2年目には不安もあったが、開幕からローテーション入りの昨年は貴重な戦力として活躍。序盤からコンスタントに勝ち星を積み上げ、最後まで先発を維持し続けた。シーズン終盤乱れて少し成績を落としたものの、二桁12勝を挙げチームトップタイ。
先発転向は完全に成功となった。元々リリーフということでそれほどスタミナはないものの、5〜6回をコンスタントに投げてゲームをつくった。ヤクルトに相性が良く8試合と多く投げ5勝をマーク。今季も引き続き残留し、スタンリッジとともに先発形成を計算される。