森福 允彦

サイド左腕、リリーフ覚醒型

左投左打
豊川高〜シダックス ソフトバンク07ドラフト(大・社)4巡〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ソフトバンク 6 0 0 0 0 0 6 2/3 9 0 3 6 0 1 5 6.75
09 ソフトバンク 13 0 0 0 0 2 11 12 1 11 3 1 0 6 4.91
10 ソフトバンク 36 0 3 1 0 5 48 2/3 34 5 45 10 3 0 14 2.59
11 ソフトバンク 60 0 4 2 1 34 55 2/3 38 3 45 10 1 0 7 1.13
通算 5年 122 0 7 3 1 41 128 96 9 111 30 7 1 33 2.32

非常に小柄なサイドスロー左腕。一気に自信を掴み、昨年はチームの日本一に大きく貢献。
公称171cmという身長に加え、非常に細身の選手で、プロのグラウンドに立つと周囲より二周りは小さく見える。所属していた社会人チームが廃部となったため、規定より1年早くドラフト対象となり、分離ドラフト下位指名でソフトバンク入り。リリーフの即戦力の期待も高かったが、1年目の一軍登板は7試合6イニングのみ。いい結果は残したが、2年目は四球がかさんで一歩後退。二軍でも冴えない投球が続いた。
小さな体を目一杯使うフォームで、フィニッシュ後体が完全に後ろを向いてしまうほど回転が強い。08年まではスリークォーター中心の腕の振りだったが、腰の回転は完全に横方向。それもあって、08年秋季キャンプから腕を下げてサイドスローに完全に転向。
横手となった09年は前半こそわずかな登板数だったが、球宴後登板数増加。完全に定着というところには届かなかったが上昇気配を見せた。そして10年は大幅な飛躍に成功。シーズン序盤はさっぱりでしばらく二軍で過ごすも、再昇格した6月以降内容が一変。非常に安定した投球を続け、完全に一軍定着。強力と言われたリリーフ陣の一角を占め、貴重な左腕として存在感を見せた。
そして昨年はさらなる成長で欠かせぬ存在に。開幕からフル回転で6月頭まで無失点を継続。7月後半から9月前半にかけて20試合連続無失点と抜群の安定感でリリーフ陣を支え続けた。9月疲れを見せた時期もあったが、すぐに立て直しシーズン60試合登板。自己最多の4勝に34ホールドはチームトップ。前年の攝津と甲藤の役割を一人でこなすような活躍で、優勝の大きな原動力となった。ポストシーズンでも勢いは衰えず、日本シリーズでは無死満塁を無失点で切り抜け流れを呼び込む快投。
さほど球速はなくとも攻め込むボールとスライダーの切れが身上で、腕を下げたことで球筋が非常に鋭くなった。左打者への強さもさることながら、対右には外角のシュートが有効で、このコントロールに大きな自信を持っている。左右関係なく投入できるのも強み。
かなり攻略の難しい投手となった。小柄ゆえ登板数増加の反動が不安点だが、今季もリリーフの中心として期待大。一塁寄りに立ってさらに背中を向けるような構えは特徴的。