に
新沼 慎二
大型捕手、下積み型
|
右投右打 |
|
仙台育英高 |
横浜98ドラフト2位〜 |
年度 |
球団 |
試合 |
打数 |
安打 |
二塁打 |
三塁打 |
本塁打 |
塁打 |
打点 |
盗塁 |
犠打 |
犠飛 |
四球 |
死球 |
三振 |
打率 |
08 |
横浜 |
14 |
12 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
4 |
.083 |
09 |
横浜 |
34 |
69 |
11 |
0 |
0 |
1 |
14 |
2 |
0 |
1 |
0 |
4 |
1 |
21 |
.159 |
10 |
横浜 |
27 |
49 |
13 |
1 |
0 |
0 |
14 |
3 |
0 |
1 |
0 |
2 |
0 |
7 |
.265 |
11 |
横浜 |
45 |
62 |
15 |
2 |
0 |
1 |
20 |
6 |
0 |
2 |
0 |
5 |
1 |
18 |
.242 |
通算 |
14年 |
139 |
213 |
42 |
3 |
0 |
4 |
57 |
14 |
0 |
5 |
0 |
14 |
2 |
53 |
.197 |
身長185cmと大柄な控え捕手。非常に下積み期間が長かったが、30歳を越えてから出番が増えてきた。
高校屈指の捕手としてドラフトでは2位ながら3球団が競合し、抽選の末横浜入り。将来の正捕手として大いに期待されていた。最初の5年間は二軍暮らしで、03年に一軍初出場。しかし相川が正捕手へとなっていくこれ以降も出番がほとんど増えず、鶴岡の2番手の地位も脅かせなかった。一時期スイッチにも挑戦したが取りやめ。
06年プロ初ヒットがホームラン、翌年も唯一のヒットがホームランだったが、基本的には打撃の弱い選手。08年途中鶴岡が移籍したこともあって若干出場が増え、11年目にして初めて一軍出場が10試合を越えた。後半に入るとまた二軍暮らしとなり、実績と呼べるほどのものは残せなかったが、わずかながら前進。
プロ入りから10年以上が経過してようやく視界が開けてきた。オフに肘の手術をして迎えた09年は、FA加入の野口が期待を裏切ったことから出場数増加。あくまでサブという位置からは抜け出なかったものの、先発出場も22試合を記録した。さらに橋本が加入、そして武山が正捕手格として起用された10年は7月まで二軍暮らしが続いたものの、8月昇格するとそこから27試合に出場。これまで弱かった打撃が非常に好調で、出場の半分以上が代打起用と印象の違うシーズンとなった。一軍で2割以上打ったのはこれが初めてで、二軍で1割台とは思えない結果を残した。
正捕手が固まらない状況下で、昨年も主に控えとして出場。先発機会は少なく地味な存在ではあったが、45試合は自己最多の出場数となった。8月には2年ぶりの一発も記録。昨年も25回走られて刺したのは3度だけと肩の面ではだいぶ不足し、特につきぬけた要素はないため正捕手候補と見られることはほとんどないが、ひそかに存在感は増しつつある。混沌状態の捕手事情の中で生き残ることが出来るか。
二岡 智宏
高センス、中距離型
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右投右打 |
ベストナイン(03) |
広陵高〜近大 |
巨人99ドラフト2位〜08、日本ハム09〜 |
年度 |
球団 |
試合 |
打数 |
安打 |
二塁打 |
三塁打 |
本塁打 |
塁打 |
打点 |
盗塁 |
犠打 |
犠飛 |
四球 |
死球 |
三振 |
打率 |
08 |
巨人 |
31 |
86 |
24 |
3 |
0 |
1 |
30 |
7 |
0 |
1 |
1 |
9 |
1 |
24 |
.279 |
09 |
日本ハム |
69 |
170 |
43 |
5 |
0 |
4 |
60 |
25 |
0 |
2 |
2 |
10 |
3 |
36 |
.253 |
10 |
日本ハム |
103 |
328 |
86 |
15 |
0 |
7 |
122 |
47 |
0 |
5 |
3 |
18 |
1 |
59 |
.262 |
通算 |
12年 |
1301 |
4436 |
1252 |
178 |
3 |
168 |
1940 |
588 |
48 |
85 |
26 |
290 |
46 |
838 |
.282 |
巨人時代長年不動のショートを務めた内野手。シーズン20ホーマー4度の実績を持つ中距離打者で、09年からは日本ハムでプレー。
アマbPの評価を受けて巨人入りすると、1年目から川相を控えに押しのけてレギュラー奪取。2割8分に18ホーマーの好成績で、同期入団の上原が20勝というとんでもない活躍をしたため遠く及ばなかったが、例年ならば新人王でもおかしくない結果を残した。守備面でも強肩を武器に破綻のない動きを見せ、レベルの高さを見せつけた。
華々しいデビューの後、2,3年目は成績後退。打撃を崩してしまい、01年は元木と併用されるケースも多かった。低迷が続いたが02年復活。この年24ホーマーを放つと、翌03年は自己最多の29ホーマーに初の3割達成。14盗塁と脚力も見せ、完全な中心選手へと成長。04年は故障に苦しみ振るわなかったが、翌年しっかりと復調。攻守に渡ってチームで最も安定した戦力となった。
本来は中距離打者ながら、細身の割にリストが強く右中間へ力強い打球が飛ばせる選手。一度苦しんだことで、打撃の柔軟性が増した。様々な打順をこなせる利便性の高さも特徴の一つ。何をやらせてもある程度こなせる。遊撃守備はスローイングの正確さが光った。
打撃のほうは充実期に入り、06年は中軸3番に定着。4月に史上初の2打席連続満塁弾、1試合3ホーマー10打点の離れ業を演じた。後半はだいぶ勢いが落ちて3割には届かなかったが、25ホーマーに79打点をマーク。翌07年は今度は5番を中心に打ち、また3割には一歩届かずも自己最多の83打点をマーク。
ただ04年に足腰を痛めて以降走力・守備力は低下気味。その下半身の不安が08年一気に表に出た。開幕戦でいきなり肉離れをおこし長期離脱。その間にショートのポジションを若い坂本に完全に奪われてしまった。7月復帰後は主に三塁で起用されたが、攻守ともに精彩を欠き、さらに9月またも故障でリタイア。シーズン通して故障に泣かされ、プロ入り後最低の出場数に終わった。
1年ですっかり影が薄くなり、シーズン後トレードで日本ハムへ。中軸級の期待もあったが、好調となった打線の陰に隠れてポジションを掴めず。思ったほどの結果を残せず、ほぼ控えに落ち着くこととなった。先発の大半がDHでのもの。昨年は上向いて準レギュラー格となり、3年ぶりに100試合以上出場。引き続きDH中心、守っても一塁だったが、金子の故障もあってわずかながら遊撃先発機会も。
調子にムラがありトータルでは平凡な数字だったが、左投手に強さを見せ、チャンスにも良く打ったことで成績以上に存在感を発揮した。移籍以降激減しているように、正直パの球場で一発は期待薄なので、今季はもう少し率を良くしたいところ。そろそろベテランの年齢域。
西村 弥
守備型内野手、貧打型
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右投左右打 |
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沖縄尚学高〜東京情報大 |
楽天06ドラフト(大・社)5巡〜 |
年度 |
球団 |
試合 |
打数 |
安打 |
二塁打 |
三塁打 |
本塁打 |
塁打 |
打点 |
盗塁 |
犠打 |
犠飛 |
四球 |
死球 |
三振 |
打率 |
08 |
楽天 |
9 |
17 |
2 |
1 |
0 |
0 |
3 |
3 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
6 |
.118 |
09 |
楽天 |
2 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.000 |
10 |
楽天 |
73 |
42 |
9 |
1 |
1 |
0 |
12 |
3 |
5 |
3 |
0 |
3 |
0 |
16 |
.214 |
通算 |
5年 |
131 |
123 |
19 |
3 |
1 |
0 |
24 |
7 |
5 |
7 |
0 |
5 |
0 |
47 |
.154 |
堅実な守備力を評価される内野手。1年目、ショートのレギュラー候補として塩川や草野とポジションを争った。
その軽快な動きが野村監督に評価され、新人開幕一軍入り。その後何度か登録抹消を繰り返したが、1年目から47試合の出場機会を得た。沖原の不振でショートが空位となったため、先発出場機会も21試合。まずまずのスタートを切った。
ただ守備はともかく、レギュラーを狙うにはあまりに打撃が弱すぎる。やっと1割を越える打率で、三振の数も非常に多い。07年はショートに新人の渡辺直が定着、レギュラー争いどころか一軍出場すらなく終わってしまった。08,09年と一軍出場はあったものの、いずれも夏場に数試合のみでほとんど二軍暮らし。
しかし昨年再浮上に成功。序盤から守備要員として一軍に定着し、1年目を越える自己最多の73試合に出場。主に三塁の守備固めと代走での出場で打席数は少なかったものの、スタメンも8試合ありジリ貧状態から脱出に成功。
相変わらず打撃は弱く2割を越えるのがやっとだったが、これも一応自己ベスト。これまで一軍では失敗ばかりだった盗塁も5を記録し、足も活かせるようになった。メジャー帰りの実績者が二人加入した内野陣だが、今季もこの立場を維持していきたい。