星 秀和

若手外野手、転向型

右投左打
前橋工高 西武05ドラフト5巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
08 西武 3 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 .000
09 西武 7 18 4 1 0 0 5 0 0 1 0 0 0 1 .222
10 西武 33 23 6 1 0 0 7 1 1 2 0 2 0 5 .261
通算 6年 43 48 10 2 0 0 12 1 1 3 0 2 0 9 .208

一軍に接近してきた若手選手。09年まで5年間ほぼ二軍で過ごしていたが、昨年出番が増えてきた。
高校からドラフト下位で西武入り。入団時の登録通り1年目は捕手として過ごした。ただ高校時代から様々なポジションを守っていた選手で、瞬発力を活かすため2年目には早くも内野に転向。06,07年は二塁を中心としたが、不慣れさは否めず失策も多かった。登録は内野のまま08年からは外野起用のほうが多くなり、この年一軍初出場。09年も一軍出場は一桁に留まったがプロ初ヒットを記録。
緩やかながらも成長を見せ、昨年は大きく出番が増えた。主に外野の守備要員ではあったが4試合のスタメンも。好守備を見せる場面もあり、少ない打席ながら打撃もそこそこ。入団以来ポジションが定まらず転々としてきたが、今季は正式に登録も外野手となり、さらなる上昇を狙う。競争の激しいチームでいかにアピールするか。

細川 亨

正捕手、強肩型

右投右打 ベストナイン(08)、ゴールデングラブ(08)
青森北高〜青森大 西武02自由枠〜10、ソフトバンク11〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
08 西武 133 404 96 20 1 16 166 58 0 23 3 12 3 129 .238
09 西武 46 102 18 5 0 4 35 13 0 6 0 6 0 44 .176
10 西武 112 293 56 10 2 8 94 33 1 23 0 20 5 84 .191
通算 9年 853 2259 480 113 7 69 814 259 6 158 11 133 31 676 .212

西武の正捕手を務めてきた選手。高い盗塁阻止率をマークする強肩と意外性の打撃が特徴。
高校も大学も青森という、プロ入りする選手としては珍しい球歴。「ポスト伊東」を緊急命題としていた西武に自由枠で入団した。中央での経験が乏しいため即戦力とはいかなかったが、1年目はファームでほぼレギュラーとして起用され、翌年からは積極的に一軍で起用。93試合出場と準レギュラー的存在に。この使われ方に、チームの並々ならぬ期待の大きさが伺える。
伊東が引退しいよいよ立場が重くなった04年は、100試合以上にマスクをかぶり、ほぼ正捕手の座を手中に。開幕当初こそ野田にポジションを譲ったが、ライバルがミスで後退した隙を見事に突いた。優勝・日本一も経験し、まさに急成長のシーズン。チャンスを確実に活かし、打率は低かったが11ホーマーとパンチ力も発揮した。翌年も100試合以上に先発し、ライバルだった野田を大きく引き離すことに成功。
しかし06年は新たなライバル出現。高卒新人の炭谷(現・銀仁朗)が開幕スタメンの華々しいデビューを飾り、再び正捕手争いは混沌とした。この影響で先発マスクは79試合、出場数も100試合を割り、ポジション定着目前で半歩後退。尻に火がついたような形となったが、いい影響もあり、これまで強肩の割に冴えなかった盗塁阻止率が大幅に向上。4割後半の数字で里崎を抑えてリーグトップに輝いた。壊滅的だった打撃も一時バスター打法に変えて上昇。危機感からか攻守両面に渡って動きが変わってきた。
そして銀仁朗が二軍で育成の07年ついに完全正捕手に定着。127試合とほとんどの試合に先発し、初めて規定打席に到達した。また打率は低いながらも4年ぶりの二桁ホームラン。この状態は翌年も持続し、不動の正捕手として君臨。6,7月の打撃不振で2割を切りそうにもなったが、8月以降は非常に好調だった。トータル打率は横這いも自己最多の16ホーマー。2年続けてトップだった盗塁阻止率は若干落ちたもののリーグ2位。
充実の2年を過ごし安定期に入ったように思えたが、09年故障に大きく躓いてしまった。頑丈さも売りだった選手なのだが、肩肘の故障で序盤に離脱し前半を棒に振ることに。後半復帰後も精彩を欠き、シーズン通して銀仁朗にマスクを譲る形となってしまった。
迎えた昨年は立場が逆となり、銀仁朗がシーズンを棒に振る故障。必然正捕手返り咲きとなった。ただ打撃の状態が非常に悪く、序盤からずっと1割台の低打率。6月好調で2割に乗せたと思いきや、夏場はさらに極端な不振。7,8月の2ヶ月でわずか5安打しか打てず、この間の打率は1割未満。打撃のいい上本がマスクを被る試合も多くなった。100試合以上に出たものの07,08年のような不動の存在には至らず。
もともと打撃は当てにならない選手とはいえ、昨年はちょっと悪すぎた。オフにFA宣言し、今季はソフトバンクへ移籍。城島退団以降スローイングのいい捕手を欠いていたチームにとって昨年も盗塁阻止率トップの細川は待望久しい存在。優勝を争ったライバル球団への移籍でどうなるか。

細谷 圭

若手内野手、発展途上型

右投右打
太田市商高 ロッテ06ドラフト(高)4巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
08 ロッテ 20 48 8 2 0 0 10 4 0 1 0 1 0 15 .167
09 ロッテ - - - - - - - - - - - - - - -
10 ロッテ 6 22 6 1 0 0 7 3 0 0 0 0 0 7 .273
11 ロッテ 22 58 7 1 1 2 16 5 0 1 0 1 0 28 .121
通算 6年 48 128 21 4 1 2 33 12 0 2 0 2 0 50 .164

打力を期待される若手内野手。まだまだ未熟だがショート候補の一人に名を連ねる。
甲子園出場はならずも、高校通算46本塁打を放ち県下では強打者として知られていた存在。高校生ドラフト4巡指名を受けロッテ入りした。最初の2年を二軍で過ごした後、3年目の08年に一軍初出場。一塁でスタメン出場し初安打を放つなどなかなかのデビューを果たし、この年20試合に出場。翌年は一軍に呼ばれなかったものの二軍で3割10ホーマー。10年も二軍では好成績で、チームトップの51打点をマーク。ファーム選手権では4番に座って3安打放ちMVP獲得と主軸として活躍。守備位置は当初三塁がメインだったが、09年以降ショート中心に変わっている。
昨年は西岡が抜け、さらに荻野貴が故障離脱でショートに穴が開いたため5月に一軍昇格。即先発起用されるとプロ初ホームランを記録。だがその後が続かず、一発の直後から21打席ノーヒットが続き、その間11三振を喫して粗さを露呈。さらに捻挫もあって1ヶ月ほどで二軍に戻ることに。それでも終盤再昇格し、22試合、60打席はいずれも自己最多。
7安打の内2ホーマー含む4本が長打とパンチ力を発揮した一方で、打率は1割を越えるのがやっとという状態。一軍レベルにはまだ一歩も二歩も足りない印象だが、可能性を感じさせるシーズンにはなった。今季もチャンスはあるはずで、さらなる成長を見せたい。

細山田 武史

正捕手候補、守備型

右投右打
鹿児島城西高〜早大 横浜09ドラフト4位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
09 横浜 88 177 28 7 0 0 35 11 0 11 0 13 2 51 .158
10 横浜 19 32 3 1 0 0 4 1 1 0 0 1 0 6 .094
11 横浜 84 130 27 3 0 1 33 11 0 13 1 8 5 54 .208
通算 3年 191 339 58 11 0 1 72 23 1 24 1 22 7 111 .171

09年、新人ながらチーム最多の先発マスクで筆頭捕手となった選手。相川退団後の正捕手候補としてデビュー。
高校時代から評判だった選手で、大学では2年からレギュラーに。首位打者や4度のベストナインなど活躍を見せ、早い内からドラフト候補と言われていた存在。ドラフト4位で横浜入りすると、即戦力として開幕一軍入りを果たした。
当初メインの捕手は移籍のベテラン野口だったが、予想以上に動きが悪くなっており、開幕5戦目には早くもスタメン出場するようになった。以降メインでマスクを被ることとなり、終盤9月二軍落ちするまでほぼレギュラーという扱い。チームの捕手陣で最多の62試合に先発出場し、暫定的とはいえ1年目から筆頭捕手という存在に。
さすがにいきなり一軍のメインに据えられて、経験不足は否めないところもあった。が全体としてはなかなかの健闘で、守備面では大きな破綻を見せなかった。一方で低迷するチームの、特に苦しい投手陣をリードするのに一杯一杯で、打撃のほうまでは気は廻らず。月間打率が2割を越えたのは4試合しか出ていない9月だけだった。
2年目の10年は橋本の加入、シーズンに入ると武山がメインで起用され、大幅に出場数減。まだ体力的にも課題が多いとあって、後半はほぼ二軍暮らしで改めて育成中心の年となった。しかし3年目の昨年は大幅に出場数増加。再び正捕手を争い、最終的にチームトップの54試合で先発マスクを被った。終盤プロ初本塁打を放った打撃は前半ずっと打率1割台前半という極端な低さだったが、後半どうにか2割台に。
昨年チームで最も出番の多かった捕手であり、正捕手に近い立場にいるが、終盤強肩で鳴らす黒羽根が台頭しマスクを独占。筆頭候補とは言い難い状況になってきた。強力な武器はないだけに、全体的なレベルアップで信頼を掴んでいく他ない。

マイカ・ホフパワー

長距離砲、ムラッ気型

左投左打
日本ハム11〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
11 日本ハム 63 182 40 10 0 9 77 21 0 0 2 20 0 58 .220
通算 1年
11年成績は7/24現在

日本ハムの新外国人。左の長距離砲で、一発の破壊力を期待されての獲得。
メジャー実績は09年に100試合出場し10ホーマーなど。3Aでは08年に3割6分の高打率を残し25ホーマー100打点、昨年も22ホーマーと近年安定した結果を残している。来日すると開幕前から絶好調。この勢いのまま開幕5試合で3ホーマーと強烈なスタートを切った。だが突然パタッと打てなくなり4月の月間打率は1割台。連続ノーヒットが止まるとまた打ち出し5月はなかなかの打率を残したが、6月以降はまた停滞。一発は出るもののトータルではだいぶ低打率となっている。
アメリカ時代から例年春先に滅法強いが失速し、夏場に特に弱いという話があり、そこまではっきりしたものではないが調子に随分激しい波がありムラッ気が強い。沈みかけていたが後半はまた持ち直し。ただここまでを見る限り好調もそれほど長くは続かないという印象で、8月後半になるとまた止まってしまっている。長打力は魅力だが高不調があまりにも極端すぎるか。

ジョシュ・ホワイトセル

新4番、長距離型

左投左打
ヤクルト10途中〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
10 ヤクルト 68 230 71 16 2 15 136 53 0 0 2 32 4 71 .309
通算 1年

昨年途中入団のヤクルトの外国人。メジャーには近2年出場したのみだが、08年3Aで26ホーマーを放っている。
中軸を任せていた両外国人がともに低打率に喘ぎ、チームも大低迷という状況下、6月に入団発表。調整後二軍戦はわずか1試合出ただけですぐに昇格した。その初出場試合で4打席目に来日初ホームラン。そこから5試合連続ヒット、その5試合で8打点を稼ぐ活躍を見せ、7月以降は4番に定着。オールスターまでに17試合出場で5ホーマーとパワーを発揮し、一気に主砲となった。
すくい上げた来日初本塁打の豪快さが印象的だが、ボールをよく見る打者でもあり、四球もよく拾う。また左投手をむしろ得意とし、チャンスにも強さを見せた。初出場は外野だったが、マイナーでも一塁以外守ったことがない選手。日本でも以降はほぼ一塁専門となった。
打棒は8月さらに上昇し、この月3割後半の打率に7ホーマー。最終的に3割をキープし、15ホーマーはシーズン半分の出場でチーム2位タイ。急激な巻き返しを見せたチームの、打の原動力として非常に大きな補強となった。
終盤9月以降2割2分に2ホーマーとパタッと打棒が止まってしまった点は気がかりだが、当然残留で今季は開幕から主砲として期待される。下位の広島戦・横浜戦でシーズン安打の半分を稼いだ一方、中日戦・巨人戦は低打率。

本多 雄一

俊足二塁、好守型

右投左打 盗塁王(10)
鹿児島実高〜三菱重工名古屋 ソフトバンク06ドラフト(大・社)5巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
08 ソフトバンク 107 454 132 14 3 3 161 38 29 6 4 23 2 75 .291
09 ソフトバンク 137 554 145 32 4 1 188 41 43 18 2 44 4 95 .262
10 ソフトバンク 144 564 167 21 10 3 217 39 59 50 3 29 5 81 .296
通算 5年 566 2224 620 99 24 11 800 168 167 102 11 136 13 391 .279

俊足を武器とするソフトバンクのレギュラー二塁手。身長173cmの小兵選手で、2年目以降ポジション定着を果たした。
大・社ドラフト5巡指名と前評判は決して高くなかったが、キャンプで評価急上昇。一時は開幕スタメン有力候補にも挙げられた。しかしオープン戦で骨折、前半戦を棒に振ることに。大きく出遅れた1年目だったが、夏場に昇格すると即スタメン起用され、以降ほとんどの試合で二塁先発出場。そこそこの結果を残し、スタートは躓いたがまずまずのデビュー。
そして07年は一気にポジション獲得。開幕から先発起用され、当初は9番だったがじきに1,2番が中心に。6月に一度落ちかけた打撃は夏場に再上昇。結局そのままほぼフル出場で、期待通りレギュラー定着を果たした。翌08年は開幕前に肩を痛め、無理に開幕に間に合わせたもののやはり状態は悪く、序盤1ヶ月離脱。しかし復帰以降は不動のセカンドとして活躍を見せた。終盤調子を落として3割は逃したが、前年よりさらに成績を伸ばした。
盗塁王争いに絡む俊足が最大の持ち味。また俊敏な動きで圧倒的な守備範囲の広さを誇り、ヒット性の打球を潰すこともしばしば。特に後方の打球に滅法強く、難しい体勢からでもアウトを取れる送球の持ち主。打撃ではハイボールヒッターで、うまくかぶせた打球は意外に伸び、非力と侮ると外野の頭を越されることも。
09年は1番に固定されたものの不調期間が長く、後半猛チャージをかけてタイトル争いに絡んだ盗塁だけは自己最多を記録したものの、チャンスメーカーとしてもうひとつという印象のシーズンだった。昨年も開幕直後は状態が悪く、1番スタートもすぐに2番に。しかし5月以降は不振を抜け出し、安定した打棒を発揮。同時に盗塁も量産し、交流戦ではトップの16盗塁。チームのリーグ優勝に大きな貢献を果たした。終盤また打撃不振に陥りキープしていた3割を逃してしまったが、自己最多更新の59盗塁で片岡(西)と並びタイトル獲得。三塁打10本もリーグトップタイ。
川アと組む二遊間・1,2番コンビはもはや不動で不可欠な存在。失敗も少なくないが出塁すれば積極的に仕掛けてくる選手で、今季も攻守両面で活躍を計算される。昨年日本ハム戦だけ相性が非常に悪く、出塁率1割台とさっぱり。