東京ヤクルトスワローズ

11 由規 (佐藤 由規)

快速先発、エース候補型

右投左打
仙台育英高 ヤクルト08ドラフト(高)1巡〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 6 0 2 1 0 0 29 2/3 21 4 28 8 2 3 15 4.55
09 ヤクルト 22 0 5 10 0 0 121 109 9 91 57 5 5 47 3.50
10 ヤクルト 25 2 12 9 0 0 167 2/3 158 11 149 74 8 8 67 3.60
11 ヤクルト 15 3 7 6 0 0 100 2/3 84 6 83 41 8 5 32 2.86
通算 4年 68 5 26 26 0 0 419 372 30 351 180 23 21 161 3.46

次代のエースと目される若手投手。順調な成長で10年二桁勝利を挙げ、将来のチームを支える期待の存在。
高校3年の夏の甲子園で、球場計測史上最速となる155kmを計時。中田(日)・唐川(ロ)とともに「高校BIG3」と称された。当然高校生ドラフトでは目玉で、5球団が競合の末抽選でヤクルト入り。
その期待は非常に高く、早い内から一軍起用が検討されていた。1年目は二軍スタートも8勝でイースタン最多勝タイ。シーズン後半には一軍昇格し、いきなり先発登板。そこでは2回途中でKOされるも、続く登板では6回3失点でプロ初勝利。最終的に6試合登板5試合先発で2勝という結果を残した。
コンスタントに150kmを越せるスピードとスライダーが軸の速球派。期待はさらに高まり、2年目は開幕2戦目からローテーション入りで完全に主力としての起用に。オールスターまでに5勝と大飛躍を予感させたが、しかし7月頭の勝利を最後に、以降シーズン終了まで6連敗。自身のものを含むエラー絡みの失点が目立ち、防御率は3点台にまとめるも10敗と大きく負け越し、新人王争いから大きく脱落してしまった。
経験の浅さを露呈した格好で、翌10年もスタートは悪かった。チームの不調と歩調を合わせ、5月末時点で防御率5点台半ば、1勝5敗と冴えない状態。しかしチームの空気が一変した6月から4連勝をマーク、ここから大きな躍進を見せた。夏場にはプロ初完投、完封も記録し、後半は8勝4敗と勝ち越し。初の二桁となる12勝を挙げ、一気に中心投手の一角に入るシーズンとなった。6月以降の防御率は2点台で、援護も増えたが内容も格段に向上。
昨年は初戦に敗れた後4連勝。5月末までに5勝とチームの快進撃を支える活躍。しかし6月最初の登板で脇腹を痛め降板し離脱。復帰は球宴開けにずれ込み、2ヵ月近く戦列を離れた。夏場は先発で回転も、9月前半今度は肩の不調で抹消され終盤は不在に。相次ぐ故障で結局シーズン7勝に留まった。
結果的にシーズンの半分ほどを離脱ということになってしまった。躓く形にはなったが、まだ若く能力は間違いなく一級品。石川・館山の次を担う存在として、今季は再び二桁の期待がかかる。

12 林 昌勇(イム・チャンヨン)

豪腕サイド、クローザー型

右投右打
ヤクルト08〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 54 0 1 5 33 3 51 55 6 50 9 2 1 17 3.00
09 ヤクルト 57 0 5 4 28 5 57 40 4 52 19 2 2 13 2.05
10 ヤクルト 53 0 1 2 35 6 55 2/3 32 3 53 16 2 1 9 1.46
11 ヤクルト 65 0 4 2 32 4 62 1/3 40 2 69 22 3 3 15 2.17
通算 4年 229 0 11 13 128 18 226 167 15 224 66 9 7 54 2.15

ヤクルト不動のクローザーとして君臨する投手。08年の入団以来守護神として活躍を続けている。
韓国では13年のプロキャリアで通算104勝168セーブ、防御率タイトルを一度、セーブ王を二度獲得した実績を持つ。シドニー五輪に出場するなどトップレベルの投手として活躍し、04年にFAで日本移籍が噂されたことも。
輝かしい実績を誇るが、04年の36セーブを最後に以降3年は故障もあって成績不振。ヤクルト入りした頃は「ピークは過ぎた」とも見られ、その能力には不安もあった。しかし開幕するやその不安は一掃。抑えを任され開幕から5月上旬まで11試合連続無失点、セットアップ役の押本や松岡とともに新たな勝利パターンの継投の柱となった。オールスターまでに25セーブを稼ぎ、最終的にチームでは3年ぶりの30セーブ突破。高津の衰え、五十嵐・石井の故障で不安定だったクローザーに定着。
魅力はなんといってもサイドスローから繰り出される150km超の剛速球。ナチュラルにシュートする独特の軌道で、右打者には手元に食い込む球質。経験豊富なだけに制球も良く四球は少ない。三振が奪え、まさに抑え向きという印象。
翌年も7月に入るまで自責点0という快投。ただ前年に続き終盤息切れしてしまい、8月以降だけで3敗、シーズン自責点13の内12をこの2ヶ月に記録。腰痛で一時離脱もあり、確実と思われた30セーブに届かなかった。シーズンのスタミナに不安を残したが、10年はそれを払拭。8月以降は15セーブを挙げて好調チームを後押し。タイトルには届かなかったものの、自己最多の35セーブを挙げた。一桁の失点で防御率は1点台前半を記録。
契約切れで移籍も噂されたが昨年も残留。例年通りスタートは非常に良く、好調なチームの抑えとして活躍。8月腰痛で一時離脱があったものの、ほぼフルシーズン働き2年連続3度目の30セーブ突破。登板数は初めて60を超えた。
サイドながら左打者に強く、もう35歳のベテランだがスピードで牛耳る投球は健在。毎年短期間離脱があるとはいえ4シーズン安定した活躍を続けており、今季も欠かせない戦力。昨年中日・巨人に少し相性が悪かった点は改善したいところ。

13 佐藤 賢

巨漢左腕、リリーフ型

左投左打
羽黒高〜明大 ヤクルト04ドラフト6巡〜11
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 24 0 1 0 0 3 16 2/3 19 0 14 7 1 2 6 3.24
09 ヤクルト 3 0 0 0 0 1 4 3 0 5 0 1 2 2 4.50
10 ヤクルト 1 0 0 0 0 0 2/3 3 0 0 0 0 0 1 13.50
11 ヤクルト 2 0 0 0 0 0 2 1/3 1 0 2 1 0 0 0 0.00
通算 8年 105 0 1 1 0 10 91 1/3 95 8 91 38 7 6 40 3.94

投球よりもその風貌で話題となった左腕投手。どっしりというよりもずんぐりとした体型で、一見するとただの肥満体型のよう。しかも1年目キャンプ中に食物アレルギーで倒れるという「事件」も起こし、デビュー前にキャラクターが立ちまくった。
見た目はプロの投手にはなかなか見えないが、投球スタイルはなかなかしたたか。球質は平凡でも球種は多彩。もっさりとしたサイドスローのモーションはすでに充分なキャリアを積んだふてぶてしさも感じさせる(外見のせいかもしれないが…)。左のリリーフがやや手薄となった事情もあって、1年目から21試合となかなかの登板機会を得た。
2年目の05年は地味ながらもさらに登板数を増やし、防御率も3点台に良化させた。しかし06,07年は登板数減少。いずれも開幕一軍入りしながら、上にいたのはシーズンの序盤と終盤のみ。ワンポイントとして被出塁率が悪く、ほとんど戦力にならなかった。
変則左腕の割に左打者にそう強くないのは問題。08年は久々に登板数が増え、ほぼ1年一軍帯同。開幕直後にはプロ初勝利も記録した。一歩前進し飛躍したかったところだったが、09年は開幕一軍入りも故障でリタイア。肘の靭帯断裂という重傷でシーズンを完全に棒に振ってしまった。復帰したのは10年途中で、8月には一軍登板もしたが打者4人に3安打を浴びる内容に終わった。
昨年も大半を二軍で過ごし、一軍は7月の2登板のみ。ただ二軍はもちろん、その一軍登板も内容は悪くないものだったのだが、シーズン後戦力外に。そのまま任意引退が公示され、打撃投手に転身することとなった。左にあまり強くなかったのが残念だった。

14 中澤 雅人

即戦力左腕、先発型

左投左打
富山商高〜中大〜トヨタ自動車 ヤクルト10ドラフト1位〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
10 ヤクルト 23 2 7 9 0 0 107 2/3 130 23 62 40 2 1 68 5.68
11 ヤクルト 1 0 0 1 0 0 2 7 0 1 0 0 0 4 18.00
通算 2年 24 2 7 10 0 0 109 2/3 137 23 63 40 2 1 72 5.91

1年目から先発入りし即戦力となった左腕。特にチームが低迷していたシーズン序盤に救世主的活躍を見せ脚光。
大学時代は故障などでパッとしなかったものの、社会人に進んで成長。活躍を見せドラフト1位でヤクルト入りとなった。即戦力と期待され開幕4戦目に先発登板すると早速プロ初勝利。さらに4月後半完封勝利を挙げると、翌日から始まったチームの連敗を続く先発登板で止める好投で開幕3連勝をマーク。窮地を救う存在に。
多彩な球種で打たせて取る技巧派タイプで、直球の平均は130キロ台の前半から中盤とスピードは遅め。シーズン序盤は何となくするする抑えるという捉えどころのない投球を見せた。ただこれといった強力な武器のない投手で、5月後半に入ると派手に打ち込まれる場面も出始めた。3連敗のあと勝ち負け交互の状態がしばらく続き、8月後半からは3連敗でシーズン終了。最終的に7勝を挙げたが、防御率は5点台後半に落ち込み負け越し。
4勝を挙げた横浜戦も最後のほうは酷く打ち込まれるようになり、対戦防御率は6点近くまで跳ね上がった。2年目の昨年は5月に先発登板も2回5失点KOでそれ以外はずっと二軍暮らし。やはり球威不足という印象で、慣れられてしまうと攻め手がない。巻き返すには何か個性が欲しいところ。

15 村中 恭兵

先発左腕、速球型

左投左打
東海大甲府高 ヤクルト06ドラフト(高)1巡〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 21 0 6 11 0 0 122 1/3 107 13 105 59 7 12 59 4.34
09 ヤクルト 9 0 1 6 0 0 43 49 5 35 25 3 4 34 7.12
10 ヤクルト 28 0 11 10 0 0 178 176 15 163 69 8 10 68 3.44
11 ヤクルト 15 2 4 6 0 0 84 76 10 60 30 4 2 40 4.29
通算 6年 74 2 22 34 0 0 430 1/3 414 44 364 187 22 28 205 4.29

スピードを持ち味とする若手左腕。5年目の10年先発二桁勝利到達で主力の一角に。
屈指の左腕として高校生ドラフト1巡指名。経験の浅さから当面は育成の見込みだったが、終盤先発で一軍初登板を果たした。2年目はずっと二軍も、8月のプレ五輪出場、オフにはウインターリーグ派遣と様々な舞台を経験。そして08年はいよいよ本格化とばかりに開幕一軍、2戦目に早くも先発登板。そこでは勝てなかったものの、続く登板でプロ初勝利を挙げ、以降ローテーションに定着。9回に打たれて敗れるもあわやノーヒットノーランという快投も見せた。実質デビューイヤーで6勝をマーク。
持ち味は186cmから投げ下ろす角度ある速球。プロ入り後のスピードアップ目覚しく、140km台後半から150kmを計時し非常に速い。四死球と暴投が非常に多く制球はかなり荒削りだが、スケールの大きな投球が魅力。
08年8月後半に肘の靭帯損傷で離脱し、実戦復帰は翌年の5月になってから。後半一軍昇格し先発として期待されたが、9月末にようやく1勝したのみで、5連敗を喫するなど冴えない結果に終わった。しかし改めてローテーション入りの10年は大きく飛躍。開幕から先発で投げ続け、なかなか勝てない状況下でも健闘。チーム状態が上向いた7月から8月にかけて5連勝をマークし10勝到達を果たした。二桁10敗も喫したものの、11勝を挙げ防御率もリーグ6位となかなかの結果。一気に成長のシーズンとなった。
由規とともに将来の軸として期待される存在。だが昨年はアクシデント続き。開幕して1戦投げた後腰痛で抹消、5月頭に復帰も、今度は脇腹を痛めわずか14球で降板。2ヶ月以上も戦列を離れ、一軍復帰は7月半ばになってからだった。その7月は間隔を置いて連勝し初完封を記録も、本格復帰の8月は4戦全敗。後半はローテーション入りも安定感のない投球に終始し、もう一つ物足りない結果に終わった。
短期の離脱で済んだが、終盤にも肩の不調で一時抹消という場面があり、とにかく故障続きの1年だった。肘の故障で長期離脱したのも記憶に新しく、若いながらこれほど色々な箇所に故障を負っているのは気がかり。粗削りでも力で牛耳れる稀有な先発左腕で、今季は万全の状態が臨まれる。

16 加藤 幹典

ドラ1左腕、荒削り型

左投左打
川和高〜慶大 ヤクルト08ドラフト(大・社)1巡〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 8 0 0 2 0 0 21 1/3 34 3 8 8 2 2 21 8.86
09 ヤクルト 1 0 0 0 0 0 0 5 1 0 0 0 1 5
10 ヤクルト 8 0 1 1 0 0 15 19 3 7 9 0 0 11 6.60
11 ヤクルト 6 0 0 0 0 0 10 10 3 4 7 0 0 10 9.00
通算 4年 23 0 1 3 0 0 46 1/3 68 10 19 24 2 3 47 9.13

大学時代、慶応のエースとして活躍し、大・社ドラフト時には大場(ソ)、長谷部(楽)とともに「大学BIG3」と称された左腕。ただここまでは期待に応えられていない。
ドラフトでは単独指名ではあったが評価は非常に高く、1年目は開幕一軍入りと期待はもちろん即戦力。先発の初登板もまずまずの投球を見せたが、その後は打ち込まれ2敗、戦力にはなれずに終わった。2年目もほとんど二軍暮らし、唯一の一軍登板では一死も取れずに5連打1ホーマーを浴びる散々な内容に終わった。
足を上げるまでは普通だが、そこからが急激に速いフォーム。速球、スライダーにパームなどを織り交ぜるが、バランスよりはやや力勝負寄りのタイプ。ただそれにしては球威が物足りず、かなりアバウトな制球力で非常に苦労している。
3年目の10年もリリーフで毎試合四球を出す投球で、パッとしない状態。再昇格した7月先発で待望のプロ初勝利を挙げたものの、続く登板では序盤で2ホーマーを浴び早期降板。以降は二軍暮らしで終わった。初勝利も援護に恵まれた面が強く内容はいいとは言えなかった。昨年も浮上の兆しは見えず、5月の昇格時は4試合目に2被弾で二軍落ち。6月末に先発するも5回持たず、終盤のリリーフ登板でもいいところなく、結果を残せないまま終わった。
二軍では安定した数字を残しているが、上では相変わらず制球が定まらずかなり厳しい状態。ここまで常に登板数一桁というのは完全に期待外れと言われても仕方のないところ。そろそろ入団時の評判の片鱗を見せないと。

17 川島 亮

先発右腕、故障頻発型

右投左打 新人王(04)
千葉経大付高〜八戸大 ヤクルト04自由枠〜11、楽天12〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 20 0 7 9 0 0 115 115 19 83 44 2 2 60 4.70
09 ヤクルト 14 0 5 6 0 0 73 72 11 48 25 3 3 39 4.81
10 ヤクルト 7 0 1 0 0 1 16 1/3 13 1 12 10 0 0 4 2.20
11 ヤクルト 1 0 0 1 0 0 3 5 0 1 1 0 0 2 6.00
通算 8年 105 3 38 35 0 1 587 2/3 541 85 424 185 12 16 239 3.66

度重なる故障に苦しみ、「ガラスのエース」とも呼ばれた右腕。間違いなく主力となる力を持ちながら、なかなかそれをフルに発揮できない。
球界では新興勢力の八戸大出身で、大学時代は中日入団の石川とともにチームを支えた存在。自由枠でヤクルト入りすると、1年目から一軍で活躍。開幕直後こそなかなか波に乗れずも、経験を重ねることでどんどん良化。中盤以降はもう完全に先発の柱となり、後半5連勝で見事大台の10勝到達。文句なしの新人王選出で、一気にエースという雰囲気すら漂わせた。
均整の取れた、バランスの良さを感じさせる好投手で、仮に野手転向してもやっていけそうなポテンシャルを感じさせる。ストレートの球速は平均して140km台中盤を記録し、球種も多彩。癖のない本格派らしい投球を見せた。
しかしこの鮮烈なデビューを最後にシーズン通しての活躍が途絶えてしまうことに。肩の痛みを抱え、2年目は開幕に出遅れ。それでも復帰後29イニング連続無失点を記録するなど9勝、2点台の防御率と能力の高さを示した。だが終盤には故障再発でリタイアし、翌06年も5月に離脱。今度は長期戻れず、この年はわずか9試合の登板、2勝のみに終わった。
07年後半に復帰して4勝とようやく復調気配。改めて不安を一掃するためオフに手術に踏み切った。このため08年は開幕には間に合わなかったが、5月に昇格。内容は出入りが激しいもので7勝止まり、最後3連敗を喫し負け越しと、もう一つパッとしなかったが、ともかく3年ぶりにシーズン100イニングを突破。
デビュー当初の快速球というイメージではなくなってしまったが、力のある先発要員として復活を待たれていた存在。だがこの辺りから投球に安定感を欠くようにもなった。開幕からローテーション入りの09年だったが前半は勝ち負け交互でそこそこも、夏場から乱調気味となり二軍調整。後半は1勝しか出来ず、シーズン5勝と物足りない結果に終わった。10年は5月に昇格し主にリリーフで投げたが、またも右肩の不調で戦列を離れ、そのままシーズン終了。
プロ1年目以外まともなコンディションのシーズンがほとんどない状態。昨年も実戦に登場したのが6月からで、一軍では8月半ばに先発登板。しかし3回で5安打を浴び2失点で敗戦投手となると、以降はずっと二軍で過ごした。登板数は自己最少となり、全く戦力になれず。
さすがにこれほど故障を繰り返してしまうと大きな期待はかけづらい。金銭トレードが決まり、今季は楽天へ移籍。とにかく体調をどれだけいい状態に保てるかが焦点。

19 石川 雅規

小兵エース、技巧派型

左投左打 新人王(02)、最優秀防御率(08)、ゴールデングラブ(08)
秋田商高〜青学大 ヤクルト02自由枠〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 30 3 12 10 0 1 195 180 21 112 41 4 2 58 2.68
09 ヤクルト 29 3 13 7 0 0 198 1/3 203 25 84 28 6 4 78 3.54
10 ヤクルト 28 2 13 8 0 0 186 1/3 209 20 98 27 7 9 73 3.53
11 ヤクルト 27 1 10 9 0 0 178 1/3 168 18 127 42 5 1 54 2.73
通算 10年 281 18 107 90 0 3 1687 1819 191 930 279 48 41 692 3.69

ここまでほとんどのシーズンで二桁勝利を達成しているヤクルトの左腕エース。169cmと投手としては非常に小さな体ながら、常に一定以上の成績を残し続けている。
東都大学リーグで大活躍し自由枠でプロ入り。1年目から先発の一角を占める活躍を見せた。開幕からローテーションをしっかり守って安定。終盤になっても息切れせず、12勝の堂々たる成績で横浜の吉見を振り切り新人王を獲得した。2年目もジンクスなど関係なく12勝。すっかり安定戦力となり、故障などで活躍が2年続かない投手が多いチームにあってエース格とも目される存在に。
球速はそこそこの投手だが、軸となるスクリューも含めて変化球が多彩。入団当初からテクニックに秀で、打者との駆け引きがこなせるのが大きい。打者に的を絞らせない投球が身上で、球威ではなく切れと技術で抑える投手。
05,06年は開幕投手も務め、球団史上初、リーグでも江夏以来という、入団から5年連続二桁勝利の快挙を達成した。ただ勝ってはいるものの1年目から年々投球内容は悪くなり、負け数も多く防御率もいまいち。その不安は07年一気に表出した。開幕から乱調で2ヶ月勝ち星なし。前半わずか1勝に終わり、先発脱落、二軍落ちと散々な状態となってしまった。後半からようやく立て直したが、わずか4勝止まりで連続二桁勝利はストップ。入団後初めて規定投球回に届かず、もちろん自己ワースト、チームにとっても大誤算の一年に。
全く不本意なシーズンだったが、一方でシーズン終盤の安定感は数年なかった姿。この成果は翌年にはっきりと出た。開幕すると4月末までにいきなり5勝をマーク。2年ぶりの二桁勝利と同時に、ルイス(広)をかわして初の防御率タイトルを獲得。シーズン2点台というのが初めてであり、自己ベストで完全復活を遂げた。
一度派手に沈んだことで狂っていた部分を修正できたか。09年も安定した投球で右の館山と両輪の活躍。夏場好投しながら勝ちがつかない時期があったが、最後は3連勝で自己最多の13勝。10年はスタートに大きく躓き、開幕から6連敗。6月終了時点で6も負け越していたが、7月以降怒涛の巻き返しを見せ、シーズン終了まで実に11連勝。自己最多タイの13勝、最終的に勝ち越しと完全に立て直し。
シーズントータルでの安定感に優れた投手で、非常に確実な戦力。昨年は開幕から順調な投球で、5月に通算100勝到達。8月には5試合でわずか4失点という快投で、チームの投の柱として活躍を見せた。終盤チームの失速からペースが落ちたものの、最終的に4年連続9度目の二桁勝利到達。対横浜5戦4勝のほか、優勝を争った中日から3勝をマーク。
被安打が多めで完全に封じ込めるという投球ではないが、大崩れしない安心感が持ち味。今季も先発の柱として計算される存在。やや被本塁打が多く昨年はリーグ最多。狭いホームというのもあるが、神宮以外でも13試合で9被弾と少し多め。

21 松岡 健一

転向覚醒、リリーフ型

右投右打
東海大二高〜九州東海大 ヤクルト05自由枠〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 65 0 5 3 0 29 71 1/3 51 4 54 17 3 2 11 1.39
09 ヤクルト 52 0 6 4 0 17 55 1/3 66 5 53 14 1 2 29 4.72
10 ヤクルト 73 0 3 4 3 34 71 2/3 64 9 69 11 3 4 21 2.64
11 ヤクルト 63 0 2 2 0 23 63 50 5 43 12 2 1 20 2.86
通算 7年 269 0 21 17 3 103 335 322 35 266 66 11 11 122 3.28

08年セットアッパーとして大活躍、一気に主力となった右腕。長らく期待を裏切っていたが、リリーフに廻って急成長を遂げた。
自由枠でプロ入り。当然即戦力として期待されたが、キャンプで故障し1年目は大きく出遅れ。それでも終盤に昇格してプロ初勝利を挙げたが、2年目も飛躍ならず。二軍で5勝も防御率5点台でパッとせず。
少し印象も薄まっていたが、3年目の07年層の薄さを突く形で一軍進出。5月に昇格して先発起用、2試合目に2年ぶりの勝利。再調整後後半は登板数が増え、計4勝とようやく台頭の足がかりを得た。ただ内容はそれほど良くなく、防御率は5点台後半。決め手を欠き、出入りの激しさが目に付いた。
翌08年も開幕前の構想では先発で、開幕は二軍スタート。しかし4月中旬に昇格すると、リリーフで好投続き。5月には11試合無失点という快投を見せ、一気にセットアッパー格となった。押本・林とともにゲームの終盤を支え、チームの大きな戦力に。その後調子を崩した二人とは対照的に、松岡は最後まで快調な投球。65試合に投げ1点台前半の防御率という抜群の安定感で、リーグ2位のホールドを記録。驚くほどの急台頭を見せた。
投球そのものがリリーフに廻って激変した。速球は150km前後を計時し、武器のフォークも威力大幅アップ。先発時代の決め手不足という姿とは全くの別人だった。明らかにこちらのほうが向いていたようで、ついに本領を発揮。
09年も引き続きセットアッパーとして回転し、52試合に登板して自己最多の6勝。ただ急に登板が増えた反動はやはり出て、後半に入ると急激に調子を落とした。8月末から9月にかけて6試合連続計15失点という大乱調に陥り、1ヶ月二軍落ち。前半で1点台だった防御率は最終的に4点台後半まで落ち込んだ。しかし右肘手術を経た翌年は復活。開幕から安定した投球でセットアッパーに君臨し、チームの継投を支え続けた。後半8、9月また調子を落としたものの、前年ほど大きく崩れることはなくシーズン完走。自己最多更新の73試合に登板し、ホールド数はリーグ2位。内容も大幅に改善。
ただ昨年は序盤はっきり不調。5月頭2被弾5失点という大炎上でしばらく二軍調整。それでも6月以降は一軍に戻り、セットアッパーとして回転。改めてリリーフの柱として不可欠の存在であることを見せた。前年より成績は落としてしまったが、63試合に投げチームトップタイのホールド。
序盤統一球が合わなかったのか武器のフォークが落ちず非常に苦労していた。復調はしたが、気になるのはここ数年調子を大きく落とす時期が必ずあること。欠かせない存在だけに、体調維持には気をつけたい。

22 増渕 竜義

サイド豪腕、一本調子型

右投右打
鷺宮高 ヤクルト07ドラフト(高)1巡〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 12 0 3 3 0 0 55 1/3 54 8 25 22 6 1 26 4.23
09 ヤクルト 1 0 0 1 0 0 5 8 1 4 6 0 2 7 12.60
10 ヤクルト 57 0 2 3 0 20 60 1/3 46 5 50 36 1 1 18 2.69
11 ヤクルト 27 0 7 11 0 0 134 1/3 140 8 91 46 7 2 63 4.22
通算 5年 103 0 13 19 0 21 284 1/3 275 28 191 121 17 8 128 4.05

大柄な体躯からサイドスローとスリークォーターの間くらいの腕の振りで150kmの速球を投げ込む若手右腕。10年セットアッパーとして実績を残したが、先発としての期待も大きい。
甲子園には届かずも高校屈指の投手として注目され、高校生ドラフトでは1巡で2球団が競合、抽選でヤクルト入りとなった。期待は非常に大きく、1年目開幕直後にいきなり先発起用。すぐに結果を残すとはいかず、その後肩の故障などもあったが、終盤再昇格して先発勝利を挙げた。そして2年目は開幕5戦目に先発勝利。その後3連敗を喫するもしばらくローテーションの一角で回転した。一度抹消され、7月昇格後は再び先発。故障で後半を棒に振ってしまったものの、3勝マークで期待上昇。
さらなる飛躍を期して翌09年オーバースローへの転向を計ったが、春先練習中に打球を当てるアクシデントで骨折。遠回りを余儀なくされ、フォームは元の形に。6月には実戦復帰し、8月以降二軍で4勝をマーク。ただ9月の一軍登板では大荒れの内容で結果を残せなかった。
しかし4年目の10年、リリーフに廻って大きく向上。序盤から力強い投球で継投の一角に食い込み、登板数大幅増加。交流戦で派手に失点した後、7月調子を崩すなどしたが、8月以降は持ち直し。フルシーズン一軍定着を果たし、一気に57試合登板と飛躍を遂げた。
基本的に速球押しの一本調子な投球スタイルで、粗さはたぶんに残るも力強さが持ち味。当初は頼れる変化球がほとんどなく、球威で押し込むばかりだったが、奪三振も徐々に増えてきた。
昨年は再度先発に転向し、開幕直後からローテーション入り。オールスターまでに5勝と自己ベストを早々に更新した。ただ安定感はなく、前半の防御率は4点台後半。後半に入っても出入りの激しい状態は変わらず、終盤は4連敗を喫した。自己最多の7勝も二桁11敗を喫し、先発として成功とまでは言い切れない結果に終わった。
22度の先発登板の内、6回を投げきったのが半分の11試合。球数が多めでだいたい5〜6回で100球近くになってしまうため、先発としてはこのあたりが壁となってしまう。また左打者に極端に弱く、昨年の結果を見てもやはり適性はリリーフのほうが高いのではないかという印象。先発として安定するにはもう少し粗さを消すか、幅広さが欲しいところ。持ち味を潰さずに一皮むけることが出来るかどうか。

25 館山 昌平

サイド先発、エース成長型

右投右打 最多勝(09)
日大藤沢高〜日大 ヤクルト03ドラフト3巡〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 24 0 12 3 0 0 153 1/3 137 13 99 31 7 5 51 2.99
09 ヤクルト 27 5 16 6 0 0 188 1/3 195 20 126 45 11 2 71 3.39
10 ヤクルト 21 4 12 7 0 0 147 2/3 147 17 112 24 4 6 48 2.93
11 ヤクルト 26 7 11 5 0 1 180 2/3 146 12 130 29 6 1 41 2.04
通算 9年 222 19 66 47 10 22 1078 1054 108 785 227 53 22 386 3.22

ヤクルトの右のエース。サイドスローから力のある速球とスライダーで攻め、08年以降常に勝ち越し。
「松坂世代」の一人で、大学時代は横浜入りした堤内と両輪。ドラフト3巡指名でヤクルト入りした。入団当初は苦しみ、1年目は9試合に先発も1勝も出来ず、2年目は肘の故障で丸1年離脱、二軍のマウンドにも立てなかった。しかし実戦復帰の3年目に大躍進。開幕からローテーション入りし、交流戦で4勝をマーク。そのまま先発に定着し、一気に二桁勝利を達成した。後半はいまいち勝ち星につながらなかったものの、なかなかの安定感を見せた。
プロ入り後に腕を下げてサイドスローに。最速150km超のスピードを持ち、球種も豊富。またこのタイプとしては四球がなかなか少ないタイプで、左右を揺さぶって抑える。
学生時代から故障の多かった投手で、06年は肘の手術の影響で出遅れ。復帰するも先発ではいまいちで後半は完全にリリーフに。この両刀使いは翌年も続き、リリーフでスタート、途中先発、最後は抑えとめまぐるしい起用。先発では15試合を3点そこそこの防御率にまとめていたのだが、援護にさっぱり恵まれず3勝9敗と大きく負け越してしまった。運に見放され、シーズン計12敗。終盤は高津の不振からクローザー役に廻るも、こちらは信頼し切れない投球で暫定抑えの域は出なかった。
ちょっと停滞感も漂っていたが、08年前年のお返しとばかりに連勝街道を突っ走り大きく浮上。4月後半に昇格すると5月から6連勝、少し間隔を置いて、8月中旬からまた波に乗りシーズン終了まで6連勝。2度の連勝でチームトップタイの12勝を挙げ、防御率もリーグ4位の好成績を残した。そしてこの勢いは翌年さらに上昇。開幕すると6月前半まで先発8連勝をマーク、連敗したあとさらに4連勝と勝ち星を積み上げた。後半はチームの失速と歩調を合わせてしまったが、シーズン16勝で吉見と並び最多勝獲得。完全に右のエースとして君臨。
一時の大負けから一転、いまや石川とともにすっかり先発の中心として安定。前半不調や故障離脱もあった10年も、8月復帰以降防御率1点台。後半だけで8勝を稼ぎシーズン12勝を挙げた。昨年は前半が快調で、5月から7月にかけて6連勝とチームの快走に貢献。4年連続の二桁勝利をマークし、統一球効果もあって2点そこそこと自己ベストの防御率はリーグ4位。
ただ8月に右手血行障害で一時離脱。チームの優勝争いが過熱した9月、無理を押して復帰したものの、終盤3連敗を喫するなど本来の状態ではなかった。オフに手術をし今季開幕に間に合うかどうか微妙なところ。故障の影響も気になるが、万全なら二桁確実の得がたい存在、いい状態での復帰が望まれる。

26 久古 健太郎

サイド左腕、即戦力型

左投左打
国士舘高〜青学大〜日産自動車〜日本製紙石巻 ヤクルト11ドラフト5位〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
11 ヤクルト 52 0 5 2 1 20 37 37 1 31 13 4 0 15 3.65
通算 1年

新人ながら勝ちパターンの継投にも入る活躍を見せた左腕。サイドスローから活きのいい投球を見せ、リリーフの大きな戦力となった。
大学から社会人に進むも、所属チームの休部で移籍。ヤクルトからドラフト5位指名を受けプロ入りとなった。下位入団とはいえチームに不足するリリーフ左腕と期待され、開幕一軍入り。なかなか登板機会が巡ってこなかったが、迎えた初登板でピンチを断ち切りいきなり初勝利をマーク。リリーフ陣では実質唯一の左腕として重用され、積極的に厳しい場面に投入されるように。また勝ち運にも恵まれ、すべてリリーフで7月頭までに開幕4連勝。さらに7月半ばから2ヶ月に亘って22試合連続無失点を続け、快調だったチームに欠かせない存在に。
力強く腕を振るサイドスローで、あまり体が沈み込まない代わりに力感たっぷりのフォーム。140km前後とこのタイプにしては球速があり、スライダーとスクリューを織り交ぜる。ショートリリーフながら右にも使える利便性も見せた。
フル回転でチームを支える働きを続けたが、9月末肺炎で離脱するアクシデント。10月半ばのシーズン最終盤に戦列に戻るも、3試合で5失点と大きく乱れ、最後の5試合でシーズン自責点の半分以上を喫してしまった。最後はやや残念だったが、52試合登板で5勝1セーブ20ホールドと当初の期待以上の活躍。オフに血行障害の手術を受け、今季開幕に間に合うかどうかといったところだが、貴重な戦力として復帰を望まれる。

29 小野寺 力

長身本格派、乱高下型

右投右打
鴻巣高〜常磐大 西武03ドラフト4巡〜11途中、ヤクルト11途中〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 西武 50 0 5 5 1 9 55 2/3 54 3 38 22 4 3 22 3.56
09 西武 47 0 3 5 16 7 54 1/3 49 5 45 24 1 5 24 3.98
10 西武 41 0 1 3 0 8 41 2/3 42 3 28 6 2 2 17 3.67
11 ヤクルト 6 0 0 0 0 1 5 1/3 10 0 2 5 0 0 5 8.44
通算 9年 306 0 23 24 59 31 359 1/3 374 29 268 132 12 21 160 4.01

06年豊田に替わるクローザーとして活躍した投手。西武リリーフ陣の一角を形成してきたが、近年は不安定な印象が強い。
大学時代は阪神・久保田と二本柱を形成し、ドラフト下位で西武入り。完成度では久保田より上という入団時の評価だったが、1年目の成績は散々。明らかに荒削りで、二軍でも満足な結果は残せなかった。しかし2年目の04年は春先から好調で急台頭。途中故障で離脱もあったが、やや冴えなかった森の役目を奪う働きを見せた。フォークの威力は絶大で、この球種はほとんど打たれなかった。これ以降リリーフの一角に完全に定着。05年は内容を落とし若干停滞したが、06年は開幕から抑えに定着を果たした。特に前半は絶好調で、不安視されていた豊田の穴を埋める活躍。夏場に一度不調に陥ったが、終盤立て直しチームトップの59試合登板で29セーブをマーク。大躍進のシーズンとなった。
150kmの速球とフォーク、この二本が投球の柱。長身で角度もあり、荒っぽくも力を感じさせる投球が持ち味。リリーフにうってつけのタイプだが、一方で調子の波が激しいという欠点も。翌07年はその欠点が前面に出て調子を継続できず。13セーブも5点台の防御率でシーズン中に抑えを外されることに。
そしてこれ以降はどうも不安定さのほうが目に付くようになった。08年は持ち直して50試合登板、防御率も大幅に向上したものの、5月乱調で二軍落ちするなど安定感には程遠い状態。信頼回復というところまではいかなかった。09年はグラマン離脱から久々に抑え役を務め16セーブを挙げたが、後半はだいぶ調子を落とし、終盤は事実上抑えを外されていた。
05年以降毎年30試合以上登板と間違いなく主力リリーフなのだが、そこまでの信用を得られていない。二軍スタートとなった10年も最終的には41試合に登板と出番は多かったが、昨年は一転して大幅後退。5月後半まで二軍にいたところでヤクルトへトレード。
だが環境が変わっても復調はならず、ますます落ち込んでしまった。すぐに一軍昇格するも、5登板中3度失点とさっぱりの内容で二軍落ち。8月再昇格して登板もやはり失点し、以降はずっと二軍。プロ1年目以来8年ぶりの一桁登板に留まり、戦力になれずに終わった。
昨年は登板した試合すべてで走者を出し、全くいいところがなかった。スピードは140km台後半と決して落ちていないのだが、10年辺りから奪三振が減少。二軍でも被安打が多めで迫力を失いつつある。今季も不振を抜け出せないと立場も厳しいものに。

34 トニー・バーネット

リリーフ転向、大変身型

右投右打
ヤクルト10〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
10 ヤクルト 16 0 4 5 0 0 79 2/3 99 9 70 41 4 2 53 5.99
11 ヤクルト 48 0 1 1 2 22 47 43 2 54 13 4 0 14 2.68
通算 2年 64 0 5 6 2 22 126 2/3 142 11 124 54 8 2 67 4.76

昨年リリーフに転向して劇的な変わり身を見せた外国人投手。一旦は戦力外の判断を下されていたが、非常に大きな戦力となった。
先発要員と見込まれて10年ヤクルト入り。入団当時26歳という年齢通り、実績は浅く、メジャー経験はなし。ただ06年のマイナーデビューから順調にステップアップしていた投手で、08年は2Aで11勝、そして09年は3Aに上がって14勝をマークした(防御率は5点台後半)。マイナー通算97試合登板の内96試合が先発。
開幕当初は非常に順調で、来日初登板は7回11奪三振の快投。連勝し、4月末まで防御率2点台と安定していたが、5月に入ると一変。立て続けにKOされるなど4月後半から4連敗を喫した。序盤が嘘のように不安定な状態となり、6月末に一時二軍落ち。
150km前後のスピードと様々な変化球を駆使し、奪三振はなかなか多い投手。ただダメな時はとことん打ち込まれ、5敗の内3試合で初回に4失点以上の炎上。早い回に試合を壊してしまうケースが目に付いた。四死球も多めで、崩れると止まらない傾向。
2度の二軍調整後、後半は多少落ち着いたものの、1勝を重ねただけで終盤はまた二軍。シーズン4勝、やっと6点を切る防御率と冴えない成績で一旦は自由契約となった。しかし獲得を目指していた投手がメディカルチェックで不合格となり、年明けてから再契約、一転残留に。すると2年目は開幕からリリーフでの起用。これが予想以上にはまった。特に6月頭から2ヶ月間、23試合連続無失点を記録し、セットアッパーの一角に定着。前半快進撃を見せたチームにとって大きな戦力となった。8月には一時離脱した林に替わって代役抑えで2セーブも。終盤手首の骨折で離脱してしまったが、22ホールドを記録し非常に存在感のあるシーズンとなった。
一時リリースされたように期待は高くなかったのだが、リリーフに廻って別人のような活躍となった。昨年はカットボールが冴え渡り、ほぼこれを軸とした投球を展開。貴重な戦力となり今度は堂々と残留。欠点は左打者に弱いことで、成績を上げた昨年も3割打たれかなりの鬼門。

35 橋本 義隆

両刀右腕、尻すぼみ型

右投右打
岡山学芸館高〜中大〜ホンダ 日本ハム05ドラフト3巡〜07、ヤクルト08〜11、楽天12〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
09 ヤクルト 13 0 0 0 0 0 20 12 3 12 6 0 0 3 1.35
10 ヤクルト 18 0 1 0 0 0 19 30 2 14 6 1 0 12 5.68
11 ヤクルト 17 0 0 1 0 2 18 2/3 26 2 17 4 0 0 9 4.34
通算 7年 90 1 5 5 0 4 159 2/3 185 18 91 41 5 2 63 3.55

日本ハム時代の06年、先発の一員として優勝に貢献した右腕。ただヤクルト移籍後パッとしない状態が続いている。
社会人からプロ入り。1年目は開幕一軍こそ逃したものの、6月に昇格。9月上旬に二軍落ちするまでに20試合の登板をこなした。ほとんどがリードされた場面で目立ちはしなかったが、それなりの内容を見せた。地味なリリーフ要員といった趣だったが、2年目は一転先発で台頭。ここでも前半は地味に谷間の登板をこなしていたが、一度離脱したあとの8月に完封勝利。それ以外もなかなかの好投を見せ、終盤は重要な戦力となった。トータルでは4勝でも優勝争いの中でゲームをつくり、数字以上に貢献。
そこそこのスピードと変化球で攻める平均的なタイプ。これといって目を惹く部分はないが、先発・リリーフどちらでもこなせる万能タイプで、大きな破綻もない。打たせて取る技巧派投手。
ただこの活躍以降一軍が遠くなり、存在感が希薄になってしまった。07年は後半に5試合投げただけに終わり、翌年3対3トレードの一人としてヤクルトへ移籍。期待されるもキャンプ中に肩の不調を訴え出遅れ、1度も一軍に上がれず終わってしまった。復調を期した09年も13試合登板と多少盛り返しはしたが、防御率こそ1点台も失点は6で、数字ほど抑えたという印象はなかった。二軍も長く目立たないまま。
10年は開幕直後に移籍後初、4年ぶりの勝利をリリーフで記録。ただこれ以降は不安定な投球続きで一軍定着は果たせなかった。登板数は増えたものの5点台後半の防御率で戦力にはなれず。昨年もシーズン序盤リリーフで起用されていたが、ピリッとしない内容続きで徐々に捉まるようになり二軍落ち。後半は登板もまばらで一軍半を脱せず。
ここ2年スピードが向上しているが、結果につながっていない。昨年走者を出さなかった登板は2試合しかなく、これでは敗戦処理としても微妙。オフにトレードで今季は楽天へ。年齢的に崖っぷちの立場。

43 一場 靖弘

未完の大器、乱調型

右投右打
桐生第一高〜明大 楽天05自由枠〜08、ヤクルト09〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 楽天 12 0 0 3 0 0 31 1/3 49 3 27 21 1 5 34 9.77
09 ヤクルト 9 0 1 5 0 0 37 2/3 48 10 27 16 4 2 33 7.89
10 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
11 ヤクルト 5 0 0 0 0 0 5 1/3 4 0 5 4 0 0 3 5.06
通算 7年 91 7 16 33 1 0 428 2/3 498 55 322 186 17 35 262 5.50

鳴り物入りでプロ入りするも低迷が続く速球右腕。エース格の投球を見せた時期もあったが、近年は二軍生活が長くなっている。
高校時代は正田(元阪神)の1年後輩で、2年生時に甲子園優勝を経験。大学では下級生時から主戦を張り、完全試合を達成するなどの活躍で「ドラフトの目玉」と注目を集めた。ところが「金銭授受問題」で進路が二転三転。散々の紆余曲折の末楽天入りとなった。
発足間もない楽天にとっては数少ない若手投手であり、また本来なら目玉であった大物。注目度も高く、期待は並々ならぬものがあった。しかしプロデビューは先発7連敗、未勝利のまま二軍落ちと苦い結果に。明大野球部を夏場に退部して実戦から遠ざかっていた影響も少なからずあった。勝てない焦りから力みも目立ち、制球を乱して早期に失点というケースが目立った。
それでも150kmの速球を持ち、持っている能力は一級品。二軍調整後は素質の片鱗を見せ、9月に待望の初勝利。経験を積んだ2年目は岩隈が故障ということもあって開幕投手に指名。チームでただ一人ローテーションを守り続けた。前半好調で奮闘したが後半息切れし失速。交流戦以降2勝8敗と大きく負け越し、トータルでも7勝、完全な脱皮には至らず。
どこか垢抜けないところの残る投手で、力んで投げ急いでしまう悪癖を持つ。下半身が粘れている時の投球はさすが一級品と思わせるのだが、悪い時はあっという間に滅多打ちを食らってしまいがち。立ち上がりに制球を乱すと修正できず、まさに荒削りという印象。
07年は開幕直後散々に打ち込まれ、故障で前半離脱。それでも復帰後の後半これまでにない安定感を見せ、一気に6勝を稼いだ。しかし08年は開幕から炎上続きで、5月上旬から長期の二軍調整。9月にようやく復帰も、先発ではまたも早期KO続き。とうとう一つも勝てないままシーズンを終えてしまった。
成長しかかってもそれが続かない。09年開幕直前にヤクルトへ移籍後もそれは変わらず、開幕直後の登板で5回零封で移籍初勝利。次の先発も敗れはしたが7回1失点の好投。しかしその後派手に打ち込まれて二軍落ち、再昇格も炎上続きで結局最初の1勝から5連敗でシーズン終了。印象を思い切り落とし、10年はとうとう一度も一軍に顔を出せないまま。昨年もシーズンのほとんどを二軍で過ごし、一軍登板はシーズン終盤の短い期間のみ。
一時腕を下げたりと試行錯誤しているが、最大の問題点はひとりでも走者を出すとガタガタに崩れてしまう精神的な脆さ。いい時は勢い任せで快投を見せても、躓くと転げ落ちるように崩れ、あまり考えている部分が見えてこない。二軍では昨年49イニングで被安打29と格上の投球を見せたが、一軍ではもう4年も結果を残せていない。そろそろ未完の大器とも言っていられない状況だが。

44 松井 光介

中堅右腕、平凡型

右投右打
横浜高〜亜大〜JR東日本 ヤクルト06ドラフト(大・社)3巡〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 27 0 1 2 0 4 41 1/3 41 2 33 17 2 0 15 3.27
09 ヤクルト 17 0 0 0 0 1 26 1/3 25 1 12 10 1 1 9 3.08
10 ヤクルト 21 0 0 1 0 0 30 30 5 25 11 1 1 16 4.80
11 ヤクルト 27 0 3 0 0 2 30 1/3 35 4 19 10 3 3 12 3.56
通算 6年 150 0 8 11 0 10 237 1/3 252 27 168 81 12 9 110 4.17

先発・リリーフと様々な役割をこなす右腕。高校時代は松坂の2年先輩で、大学・社会人と進み、肘の故障を経て28歳でプロ入り。
即戦力の期待を受け開幕一軍入りを果たした1年目は先発でプロ初登板。その後リリーフで投げ、2度目の先発でプロ初勝利を挙げた。それ以外はすべてリリーフで、様々な場面で登板。成績はもうひとつ地味だったが、新人ながら40試合に登板しシーズン通して戦力となった。
170あるかないか(公称は171cm)と非常に小柄な投手。速球に多彩な球種を有し、強気に攻める投球スタイルが持ち味。どちらかといえばリリーフ向きに感じられ、短いイニングを全力で抑えるのが似合いそうな雰囲気。
即戦力としてデビューしたが、2年目以降はもう一つ目立たない。07年は4月末の先発勝利以外はパッとしない投球で、不足する投手陣の助けにはならなかった。翌年は3度先発など便利屋的な起用をされ、成績も少し持ち直したが、09年は開幕から夏場まで長期二軍生活。8月に昇格して以降はなかなかの投球を見せたが、登板機会を随分減らした。10年は登板数こそ少し持ち直しも内容は大幅悪化。1度先発もしたが3回持たず、過去2年よりむしろ印象の悪いシーズンに終わった。
昨年も前半は内容が悪く、冴えない状態。しかし9月以降大きく持ち直した。故障者が相次いだチーム事情から起用が増え、また自身も好調。結果トータルの登板数も成績も持ち直しのシーズンとなった。3勝は自己最多タイ。
終盤はかなり貴重な戦力となった。これといった特徴のない投手で調子次第で内容が激変しやすいタイプだが、終盤の勢いを今季も持続したいところ。そろそろベテランの域に入ってくるだけに停滞はしたくない。

45 日高 亮

若手左腕、変則型

左投左打
日本文理大付高 ヤクルト09ドラフト4位〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
09 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
10 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
11 ヤクルト 16 0 2 0 0 1 12 17 1 13 6 0 0 9 6.75
通算 3年

ワンポイントリリーフとして昨年一軍デビューの若手左腕。同期の赤川とともに将来を期待される一人。
高校からドラフト4位でヤクルト入り。最初の2年は二軍で過ごし、故障などもありいずれも防御率7点台と結果は残せていなかった。しかし3年目の昨年は早くから期待を受け、開幕一軍入り。その開幕戦早速プロ初登板を果たすも、打者6人に3安打打たれ3失点。続く登板では一発を浴び、二軍再調整に。苦いデビューとなったが、9月に再昇格を果たし今度はしばらく一軍滞在。9月末に2イニングを抑え初勝利を挙げると、わずか5日後打者一人で2勝目をマーク。終盤はリリーフとして良く起用され、シーズン16登板となった。
テイクバックで腕を背中側に出さず、体に隠したままにするフォーム。スライダーやフォークなどを持つが、昨年の一軍ではストレートで押すことが多かった。ただまだ一軍レベルとは言い難く、昇格してしばらくはそこそこ良かったものの、最後の5試合は4イニングで被安打8とかなり打ち込まれた。一軍への足がかりを得ると同時に課題も多く残したが、全体的なレベルアップを果たしてステップアップしていきたい。

47 赤川 克紀

若手先発左腕、救世主型

左投左打
宮崎商高 ヤクルト09ドラフト1位〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
09 ヤクルト 1 0 0 0 0 0 0 3 1 0 1 0 2 3
10 ヤクルト 1 0 0 1 0 0 5 1/3 7 0 3 1 1 0 4 6.75
11 ヤクルト 23 1 6 3 0 0 88 2/3 74 4 66 32 5 2 20 2.03
通算 3年 25 1 6 4 0 0 94 84 5 69 34 6 4 27 2.59

高卒3年目の昨年後半、ローテーションに定着し終盤の救世主となった若手左腕。優勝争いの中好成績を残し、一気に戦力にジャンプアップ。
高校で早いうちから頭角を現し、同地区の中崎(西武)らを擁する日南学園としのぎを削った。ドラフトでヤクルトの1位指名を受けプロ入り。当初の2年は主に二軍で育成。1年目は二軍で14試合に先発し防御率6点台、唯一の一軍登板も一死も取れずとレベル差を実感する結果に。2年目もイースタン最多の四球を出すなど制球面で苦労し好結果は残せなかったが、夏場には一軍で先発を経験。
まだまだ発展途上という過去2年だったが、昨年はまず二軍で大きく成績を伸ばした。何度かの一軍登板では結果を残せなかったものの7月までに二軍で5勝をマーク。そしてオールスター直前に再昇格を果たすと、今度はしばらくリリーフでなかなかの好投。信頼を得ると、8月中旬館山が血行障害で戦列を離れたことで先発起用。ここで6回途中まで7三振を奪い無失点でプロ初勝利を挙げた。これ以降ローテーション入りすると、終盤戦はチームを救う存在に。9月から10月にかけて先発5連勝をマークし、故障・不調で不安定となった先発陣を支える大活躍。最後は連敗したものの、後半だけで6勝を挙げ一気に重要戦力に飛躍。
テイクバックが小さく前が鋭い腕の振りは少し八木(日本ハム)のいい時を連想させる。ずば抜けて速いわけではなく、球速表示は平凡ながら、横に滑るスライダーともども相手打者が非常に打ちづらそうにしている投手。課題だった制球面では四球はやはり多めも、昨年は大きな破綻は見せなかった。
勝負のかかったクライマックス・シリーズ3戦目に先発起用され勝利を呼び込むなどベンチの信頼も充分。若いながら大胆に懐を攻め込む度胸の良さがあり、今季が楽しみな存在。

48 渡辺 恒樹

リリーフ左腕、技巧派型

左投左打
相洋高〜東農大〜NTT東日本 楽天05ドラフト2巡〜10途中、ヤクルト10途中〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 楽天 14 0 0 2 0 3 6 2/3 9 1 3 7 0 0 7 9.45
09 楽天 4 0 0 0 0 1 3 2/3 11 2 1 0 1 0 6 14.73
10 ヤクルト 28 0 1 1 0 4 13 2/3 13 0 6 6 1 1 7 4.61
11 ヤクルト 13 0 0 0 0 2 16 1/3 15 0 9 4 3 1 9 4.96
通算 7年 156 0 5 9 0 23 131 132 9 83 53 11 10 58 3.98

リリーフ要員の中堅左腕。楽天の一期生ルーキーで、名前の読みは「こうき」だが、漢字から「楽天のナベツネ」などとも呼ばれた。
社会人のキャリアが長い投手で、過去にもドラフト候補として名前が挙がったことも。ドラフト2巡でプロ入りすると、即戦力の期待には応え切れなかったものの、17試合登板で1点台の防御率と好結果を残した。2年目も長く二軍にいたが、終盤昇格して15試合に登板。
ここまではあまり目立たない存在だったが、07年は一気に大躍進。序盤非常に好調で、5月終了時点で23試合登板わずか1失点。4月から6月頭まで実に22試合連続無失点という抜群の安定感を見せた。一軍どころかセットアッパーに定着。65試合登板はリーグ最多、チームトップの12ホールドを記録と完全一本立ちのシーズンに。
スピードは並だが、スライダーやシンカーといった変化球を低めに集めるのが持ち味。凄みはあまりないが、実戦的な投手。幅広く攻め、打たせて取る技巧派タイプ。
ベテラン吉田が急失速していただけに、チームにとっても渡邉の台頭は非常に大きかった。ただ前半走りすぎの反動か、6月以降は一転不安定となり、後半はだいぶ数字を落としてしまった。そしてこれをピークに以降はパッとしなくなり、08年は開幕直後のシーズン初登板で腰を痛めて離脱。6月に復帰したものの、この影響からか全く精彩を欠いたままだった。09年も一軍にいたのは序盤だけ、派手な炎上があって5月以降はずっと二軍暮らしに。
足踏みが続いてすっかり影が薄くなったところで、10年途中にヤクルトへトレード。環境が変わって持ち直してきた。6月に昇格して以降ショートリリーフとして起用され、28試合に登板。7月には3年ぶりの勝利も記録し、久々に一軍戦力に。
ただ移籍2年目の昨年は登板数半減で停滞。二軍のほうが長く、印象に残らないシーズンだった。貴重なリリーフ左腕だが、左打者に3割打たれてしまってはチャンスが減ってしまう。そろそろベテランに差し掛かる年齢で、今季は一軍に踏み止まりたいところ。

51 山岸 穣

万能、一軍半型

右投右打
福井商高〜青学大 西武05ドラフト4巡〜10途中、ヤクルト10途中〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 西武 4 0 0 0 0 0 8 1/3 9 2 2 2 2 0 5 5.40
09 西武 4 0 0 0 0 0 6 10 0 5 3 0 1 6 9.00
10 ヤクルト 4 0 0 0 0 0 7 1/3 7 2 8 3 1 0 8 9.82
11 ヤクルト 1 0 0 0 0 0 3 4 1 1 2 0 0 5 15.00
通算 7年 76 0 6 4 1 9 128 2/3 115 17 110 38 13 3 58 4.06

派手さはないが、実戦的な投球が持ち味の右腕。先発もリリーフも可能な万能型としてプロ入り当初活躍していたが、近年は不振続き。
大学では1年から実戦登板し、通算32勝を記録。西武入りすると、1年目は開幕一軍こそならなかったものの5月に昇格。先発ではKOされたが、リリーフではまずまずの結果を残した。その後しばらく二軍で過ごし夏場に再昇格。9月に緊急リリーフから5回を零封する投球でプロ初勝利。
パッと目を惹く部分は少ないが、スライダーとチェンジアップ、いずれも縦に落ちる変化球を得意としている。奪三振も多めで、まとまりがあって使いやすい投手。被打率もなかなか優秀。
期待された06年は故障で開幕に出遅れたものの、後半盛り返して活躍。特に終盤は13試合連続無失点の安定感を見せた。07年もまたオープン戦での骨折で前半戦を棒に振ってしまったが、8月から復帰で自己最多の3勝をマーク。
ここまでは常時一軍とはいかずとも戦力として存在感を見せていたのだが、これ以降急激に一軍から遠ざかるように。08年は夏場に昇格も冴えない投球内容ですぐに二軍落ち。わずか4試合の登板に終わり、09年は終盤までずっと二軍。シーズン終わり際に一軍昇格したがやはり4試合のみの登板に終わった。2年ぶりに先発もしたが3回4失点と結果を残せず。
10年も二軍にいたところで、シーズン途中ヤクルトへ移籍。しかし環境変わっても状態は上向かなかった。8月のリリーフ3試合はいいところも見せたが大炎上もして二軍落ち。シーズン終了間際に再昇格して先発も、4回4失点と冴えない内容で結果を残せなかった。移籍2年目の昨年は古巣相手に先発も3回5失点KO。一軍登板はこの1度きりで、あとはずっと二軍暮らし。
これで4シーズン一桁登板が続き、再浮上どころか結果は落ちる一方。もう30歳となっており、この停滞状況が続くようだと相当厳しい。球威不足を補うだけのものを見せられるか。

54 高市 俊

技巧派右腕、苦戦型

右投右打
帝京高〜青学大 ヤクルト07希望枠〜11
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 1 0 0 0 0 0 5 1 0 6 1 0 0 0 0.00
09 ヤクルト 3 0 0 1 0 0 9 1/3 14 2 5 4 0 0 10 9.64
10 ヤクルト 8 0 0 0 0 0 11 2/3 11 1 6 4 1 0 6 4.63
11 ヤクルト 1 0 0 0 0 0 2 1/3 7 0 0 1 0 0 6 23.14
通算 5年 15 0 0 2 0 0 32 1/3 41 7 21 12 2 0 30 8.35

希望枠入団もプロでは苦戦が続く右腕。アマチュア時代に輝かしい実績を残したが、一軍で結果を残せていない。
高校時代は強豪のエースとして夏の甲子園ベスト4の実績を持つが、それ以上に大学で破格の成績を残した。3季連続MVPなど絶対のエースとして君臨し、当時の東都記録となる11連勝を含む通算25勝をマーク。先発を期待されヤクルト入り。
ただ当時から制球力と配球で抑える技巧派タイプで、大学生の中でもスピードは遅いほうだった投手。その球威不足はやはりプロでは厳しかった。即戦力を期待されるも1年目は2試合登板のみ。先発も1度あったが4ホーマーを浴びる散々なものだった。2年目シーズン最終戦に先発して5回無失点と好投、弾みにしたかったが続く09年はまたも結果を残せず。
10年は先発ではなくリリーフで8試合登板。これまでよりはいい数字だったものの、登板を重ねると捉まるようになり、一軍に食い込むところまでは至らなかった。昨年は開幕直後先発機会があったが、2巡目になるとこらえきれず、7安打浴びて3回途中6失点KO。以降はずっと二軍で過ごし、シーズン後戦力外に。
二軍ではそこそこ抑えられても、一軍レベルではどうしても打ち頃のボールに。トライアウト参加も声はかからず、今季は打撃投手として日本ハムと契約し、現役を離れることとなった。せめてもう少しパワーがあれば、だいぶ違ったかもしれない。

58 高木 啓充

突如台頭、救世主型

右投右打
宇和島東高〜大体大 ヤクルト06ドラフト(大・社)4巡〜11
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 5 0 0 0 0 0 5 1/3 4 1 4 0 0 0 2 3.38
09 ヤクルト 12 1 4 0 0 1 44 34 3 19 11 2 0 8 1.64
10 ヤクルト 11 0 0 1 0 1 13 11 4 7 4 0 0 6 4.15
11 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
通算 6年 30 1 4 1 0 2 64 1/3 53 10 30 18 2 0 21 2.94

4年目の09年終盤、突然の活躍でチームの危機を救った右腕。そこまで一軍未勝利、ほとんど注目もされていなかったが、一躍脚光を浴びた。
大学時代はノーヒットノーランを記録するなど活躍し、分離ドラフトでヤクルト入り。当初の背番号は12で期待は高かったが、1年目の一軍登板は2試合のみ。3四球に2被弾という散々な内容でほとんど二軍暮らし。その後も3年目の08年までほぼ二軍生活だった。下でも3年連続5勝と悪くはないが目立つ成績でもなく、非常に地味な存在だった。
09年も前半は完全な二軍。8月中旬に昇格後もしばらくは敗戦処理という起用だった。しかしここで好投を続け、9月に先発機会を得ると7回無失点の快投。この試合は降板後逆転されてしまったが、続く先発で待望のプロ初勝利を記録。チームの連敗を9で止めると、さらに続く登板ではやはり連敗を4で止めるプロ初完封。このまま4連勝で一躍脚光を浴びることに。インフルエンザに罹り離脱してしまったが、2度までも連敗を止める活躍で、急失速でAクラス陥落の危機にあったチームを見事に救った。
スピードは平凡だが、フォークを軸として打たせて取る技巧派。目を惹くような派手さはない投手だが、最後まで安定した投球を続けて防御率は1点台。特に右打者を1割台と封じ込めたのが光った。
ただうまくはまりすぎた印象はあり、勢いは持続できなかった。10年は序盤一軍にいたものの、リリーフで不安定な内容から二軍落ち。以降は8月に3試合投げただけで、シーズンの大半を二軍で過ごした。さらに昨年は完全に一軍から遠ざかり、一度も登板できないままシーズン終了。活躍がすっかり色褪せてしまった。
一軍でも二軍でも目立った被弾はなくなったものの、二軍で防御率4点台では浮上は難しい。シーズン後戦力外となり、現役続行を希望もトライアウト前日に骨折というアクシデントで参加できず。間隔を置いて再起を果たせるか。

61 石井 弘寿

剛球左腕、長期故障型

左投左打 最優秀中継ぎ(02)
東京学館高 ヤクルト96ドラフト4位〜11
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
09 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
10 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
11 ヤクルト 1 0 0 0 0 0 1/3 0 0 1 0 0 0 0 0.00
通算 16年 339 0 27 15 55 11 426 2/3 335 44 485 156 7 19 126 2.66

かつて五十嵐とともに「ロケットボーイズ」と呼ばれたかつてのリリーフエース。平均的に150km前後を記録し、左腕では当時日本球界最速を誇った豪腕。日本代表としてアテネ五輪にも出場し、WBCにも選出された。
入団当初から「石井一久を越える速球の持ち主」と大きな期待を集めていた。しかし当初は、確かに球は速いがありがちなノーコンで、せっかくの速球をなかなか活かせなかった。99年から一軍に出始め、中継ぎとして定着。この頃は制球を意識してややスケールダウンした印象だったが、経験を積むに連れ自信がついたのか、本来の力を徐々に発揮。特に02年は150km超を連発。抜群の安定感を見せ、同僚五十嵐と並び称される存在に。伸び悩みの原因だったノーコンも過去のものとなり、完全に一本立ちした。
五十嵐のストレートが刃物のようなイメージなら、石井はハンマーのような印象。スライダーも強力で、奪三振率が非常に高い。特に右打者への内角球はまともに当てるのも至難のボール。連打はまず期待できず、四球で崩れることもなくなった。
一時故障がちだったが、05年は五十嵐に代わって抑えを務め、見事なクローザー振りで37セーブを記録。02年から4年間の防御率は2点を切る安定感で、球界トップクラスのリリーフ左腕として君臨。
しかしポスティング騒動を経た06年以降、故障の長いトンネルに突入してしまった。左肩を痛めWBC遠征先から離脱・帰国。シーズンでも何度も離脱を繰り返し、06年は11試合のみの登板に終わった。オフに手術に踏み切り、長いリハビリを経て二軍での実戦復帰は08年の9月末。しかしこれも復活の足がかりとはならず、ついに4年間一軍から遠ざかることに。
昨年も状態は変わらず、ついにシーズン中現役引退を表明。引退試合が5年ぶりの一軍マウンドということになった。すでにかつての剛球復活は望むべくもなく、残念だがやむをえないところか。今季は育成コーチに就任することに。

62 吉川 昌宏

サイドスロー、リリーフ型

右投左打
明徳義塾高〜亜大〜ローソン ヤクルト03ドラフト8巡〜11
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 18 0 0 0 0 4 19 1/3 20 3 10 6 1 0 9 4.19
09 ヤクルト 8 0 0 0 0 1 7 2/3 6 2 8 0 2 0 3 3.52
10 ヤクルト 9 0 0 0 0 1 9 16 2 6 4 1 0 10 10.00
11 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
通算 9年 176 0 7 6 0 40 176 2/3 183 22 112 51 15 2 82 4.18

05年リリーフで急台頭のサイドハンド投手。スライダーを武器に活躍し、チームトップの20ホールドを記録した。
高校時代はエースとして甲子園出場、大学では久本(中)と同期。ローソンが廃部となった02年秋のドラフトでヤクルト入りした。指名順位は低かったが、1年目から一軍登板。2年目は内容は悪かったが、二軍ではリリーフで活躍。
3年目とはいえ27歳、そろそろ実績が欲しいところだったが、見事に答を出した。開幕一軍入りすると8試合連続無失点でアピール。そのままリリーフの一角に収まり、完全に一軍定着を果たした。何度か打たれる場面もあったが、使いやすい投手としてチームトップタイの61試合に登板。一気にその名を高めた。
ボールの切れで勝負し、右打者にはスライダー、左打者にはシンカーを武器とする。前年は左打者に4割以上と打ち込まれていたが、05年は1割台に封じたことで内容が飛躍的に良くなった。全体の被打率もなかなか優秀。
06年もリリーフの一角として前半だけで23試合に登板。しかし徐々に内容が悪くなり、6月下旬に二軍落ち。そのまま後半は登板なしに終わってしまった。登板数半減でちょっと足踏みしたが、翌年は復調。夏場に乱れる一幕もあったが、終盤はなかなかの安定感を見せた。
だがこれ以降は急激に登板数が減って影が薄くなった。08年は不調で前半ほぼ二軍暮らし、後半の一軍登板でもあまりアピールできなかった。そして09年は肩を痛めて大幅に出遅れ。シーズン中の復帰は果たしたが、前年よりさらに半減の8試合登板に終わった。改めて復調を期した10年だったが、前半の登板は大量失点でいいところを見せられず。チーム状態が上向いた後半は出番がほとんどなくなり、夏場に2試合投げたのみ。2年続けて一桁の登板数に留まり、防御率10点と散々な結果に。
すっかり一軍が遠ざかり、昨年はとうとう一軍登板なし。オフには戦力外となってしまった。ここ数年は印象がほとんどなく、年齢的にも厳しいところ。トライアウト参加も声はかからず、どうやらこのまま引退となりそう。フル回転の働きを見せたがピークが短かった。

65 押本 健彦

力投速球派、スクランブル型

右投右打
中央学院高〜日産自動車 日本ハム04ドラフト4巡〜07、ヤクルト08〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
08 ヤクルト 67 0 5 6 1 27 72 2/3 74 8 46 14 1 0 27 3.34
09 ヤクルト 51 0 2 6 1 12 64 50 8 45 19 1 3 19 2.67
10 ヤクルト 61 0 3 4 0 16 61 59 6 56 12 2 1 18 2.66
11 ヤクルト 65 0 3 2 1 23 68 2/3 65 5 61 20 2 1 25 3.28
通算 8年 337 0 27 28 3 88 475 1/3 472 53 381 159 12 17 189 3.58

ヤクルトのリリーフを支える一人。日本ハム時代は先発やロングリリーフで活躍し、移籍後はセットアッパーに。
社会人から日本ハム入り。入団時の評判は決して高くはなかったのだが、1年目から即戦力として活躍。小気味いい投球で先発陣に割って入り、シーズン7勝をマーク。リーグの新人の中でも上位の成績で、この年のチーム投手陣最大の新星となった。
持ち味は伸び上がってくる140km台中盤の速球。フォームやリリース、球筋などがかつての入来祐作に非常に似ている。投球全体に力感があり、勢いを感じさせる投球が特徴。
2年目の05年はジンクスにはまった格好で不振に陥り、後半は二軍暮らしで1勝もできず。しかし06年はリリーフで復活。チームが勢いを増した後半に活躍を見せ、リリーフ陣の一角を形成した。無傷の5勝はすべて先発が早く降板した試合でのもの。緊急事態にマウンドに上がり、中盤までのゲームを立て直す役割を見事にこなした。被弾0で防御率1点台も見事。07年は春先非常に悪く、5月終了時の防御率が9点台という状態だった。しかしそこから盛り返し、最終的には登板数増加。前年同様のロングリリーフ役をこなした。
そして3対3の大型トレードでヤクルト入りした08年は、前半獅子奮迅の活躍。開幕から快投が続き、6月初めまで自責点0という状態。6月終了時32試合で自責点1、18ホールドという凄まじい安定感を見せた。松岡とともに、抑えの林につなぐ重要な存在に。ただフルシーズンの活躍というのはこれが実質初めてに近く、後半は完全にスタミナ切れ。7月以降防御率は月1点のペースで悪化し、最終的に3点台に。7月以降の登板35試合で30近い失点を喫した。
それでもこれでペースを掴み、これ以降は安定したリリーフ要員としてすっかり定着。翌09年序盤こそ疲労残りからか不安定だったものの、立て直して主力として活躍。前年ほどの凄みはなくとも51試合に登板。打線の援護なく連敗したものの9月には4年ぶりに先発機会も。10年は交流戦で不調、シーズン自責点の半分を喫してしまったが、同一リーグとの対戦では防御率1点台と安定。
以前の体力面の不安はもう完全に払拭された。昨年も引き続き活躍を継続。時折派手に失点するなど安定感にはやや欠けたが、コンスタントに登板を重ねた。バーネットが離脱した9月以降は24試合登板とフル回転。2年連続3度目のシーズン60試合以上登板を記録。23ホールドは松岡と並びチームトップタイ。
ただ昨年は前述のように大きな失点も目立ち、防御率は3点台とちょっと物足りない数字だった。今季はこの波をもう少し小さくしたいところ。タフなシーズンが続いているので体調には気をつけたい。